Solaris モジューラデバッガ

walker

allocdby

指定された kthread_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、当該カーネルスレッドによって行われたメモリー割り当てに対応する bufctl 構造体のセットに対して反復適用します。

bufctl

指定された kmem_cache_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、このキャッシュに関連する割り当てられた bufctl のセットに対して反復適用します。

freectl

指定された kmem_cache_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、このキャッシュに関連する空き bufctl のセットに対して反復適用します。

freedby

指定された kthread_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、このカーネルスレッドによって行われたメモリー割り当て解除に対応する bufctl 構造体のセットに対して反復適用します。

freemem

指定された kmem_cache_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、このキャッシュに関連する空きバッファーのセットに対して反復適用します。

kmem

指定された kmem_cache_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、このキャッシュに関連する割り当てられたバッファーのセットに対して反復適用します。

kmem_cache

アクティブな kmem_cache_t 構造体のセットに対して反復適用します。この構造体は、<sys/kmem_impl.h> で定義されます。

kmem_cpu_cache

指定された kmem_cache_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、このキャッシュに関連する CPU ごとの kmem_cpu_cache_t 構造体に対して反復適用します。この構造体は、<sys/kmem_impl.h> で定義されます。

kmem_slab

指定された kmem_cache_t 構造体のアドレスを開始点として使用して、関連する kmem_slab_t 構造体のセットに対して反復適用します。この構造体は、<sys/kmem_impl.h> で定義されます。

kmem_log

kmem アロケータトランザクションログに格納されている bufctl のセットに対して反復適用します。

leak

指定された bufctl 構造体のアドレスを使用して、同様な割り当てスタックトレースを持つ、リークが発生したメモリーバッファーに対応する bufctl 構造体のセットに対して反復適用します。leak walker を使用する前には、::findleaks dcmd を適用してメモリーリークを発見しておく必要があります。

leakbuf

指定された bufctl 構造体のアドレスを使用して、同様な割り当てスタックトレースを持つ、リークが発生したメモリーバッファーに対応するバッファーアドレスのセットに対して反復適用します。leakbuf walker を使用する前には、::findleaks dcmd を適用してメモリーリークを発見しておく必要があります。