Solaris モジューラデバッガ

CPU とディスパッチャー

この節では、CPU 構造体とカーネルディスパッチャーの状態を調べる機能について説明します。

dcmds

::callout

コールアウトテーブルを表示します。各コールアウトの関数、引数、有効期限が表示されます。

::class

スケジューリングクラステーブルを表示します。

[ cpuid ] ::cpuinfo [-v]

各 CPU 上で現在実行されているスレッドのテーブルを表示します。オプションの CPU 番号または CPU 構造体アドレスを dcmd 名の前に指定すると、指定した CPU の情報だけが表示されます。-v オプションを指定すると、::cpuinfo は、各 CPU 上で実行されるまで待機している実行可能スレッドとアクティブ割り込みスレッドも表示します。

walker

cpu

カーネル CPU 構造体のセットに対して反復適用します。cpu_t 構造体は、<sys/cpuvar.h> で定義されます。