MDB は、Solaris 2.6 より前の Solaris オペレーティングシステムのリリースで生成されたプロセスコアファイルの調査をサポートしません。あるオペレーティングシステムのリリースで生成されたコアファイルを別のオペレーティングシステムのリリースで調査する場合、実行時リンカーのデバッギングインタフェース (librtld_db) は初期化できない可能性があります。この場合、共用ライブラリのシンボル情報は利用できません。さらに、共用マッピングはユーザーのコアファイル内には存在しないので、共用ライブラリのテキストセクションと読み取り専用データは、コアがダンプされた時点にプロセス内に存在していたデータと一致しない可能性があります。x86 版の Solaris システムから生成されたコアファイルは SPARC 版の Solaris システムでは調査できず、その逆もできません。