javax.sql パッケージの一部として J2SE バージョン 1.4 で導入された RowSet インタフェースは、コンポーネント間でデータを受け渡す軽量手法を提供します。
このリリースでは、開発者に便利なように、RowSet オブジェクトを使用できる 5 つの一般的な方法で (JSR 114 として) RowSet インタフェースが実装されました。これらの実装により、現状のままあるいは拡張して自由に使用できる標準が提供されます。以下に、これらの 5 つの標準実装を示します。
JdbcRowSet - JDBC テクノロジを使用するために実装される結果セットまたはドライバをカプセル化するために使用されます。
CachedRowSet - データソースからデータを取得する場合や変更されたデータをデータソースに書き戻す場合を除き、そのデータソースからは切り離されて独自に稼動します。このため、メモリー内にできるだけ多くのデータを保存する軽量コンテナとして機能できます。
FilteredRowSet - CachedRowSet を拡張したもので、データのサブセットを取得するのに使用されます。
JoinRowSet - CachedRowSet を拡張したもので、複数の RowSet オブジェクトからデータの SQL JOIN を取得するために使用されます。
WebRowSet - CachedRowSet を拡張したもので、XML データに使用されます。これは、標準化された XML スキーマを使用する XML 内で表形式コンポーネントを表現します。
http://java.sun.com/j2se/1.5.0/ja/docs/ja/guide/jdbc/index.html にあるドキュメントを参照してください。