Sun 以外で、ユーザーレベルの暗号化プロバイダアプリケーションの開発者は、次の処理を実行します。
Sun Microsystems, Inc から証明書を取得します。次に、ライブラリに署名します。「プロバイダへの署名の追加」を参照してください。
証明書を添付してパッケージを出荷します。証明書は、/etc/crypto/certs ディレクトリに格納する必要があります。
pkcs11conf クラスを pkginfo ファイルの CLASSES 文字列内に追加します。次の行を追加してください。
CLASS=none pkcs11conf
入力ファイル pkcs11.conf を /etc/crypto ディレクトリに作成します。
ユーザーレベルのプロバイダの入力ファイル名は、pkcs11.conf です。このファイルは、プロバイダへのパスを示します。pkcs11.conf では、エントリに次の構文を使用します。
filename
このエントリは、ファイルへの絶対パス (/opt/lib/$ISA/myProviderApp.so など) です。pkgadd を実行すると、このファイルが構成ファイルに追加されます。パス名の $ISA 表現を書き留めておいてください。$ISA は、必要に応じて、32 ビット版または 64 ビット版のアプリケーションを指します。
次の行をパッケージのプロトタイプファイルに追加します。
e pkcs11conf etc/crypto/pkcs11conf 0644 root sys