国際化対応言語環境の利用ガイド

連続表音入力方式の仕組み

各インド語スクリプトでは、「virama」(子音と結合される同等記号) が子音の半分になって文字の形を形成します。子音に対応する複数キーの組み合わせを入力すると、常に子音 + virama の形が出力され、文字が結合されることを表します。

最初の入力時の子音は半分の形ですが、後に母音が続くことによって 1 つの完全な音節になってさまざまに変化します。

2 つの連続した子音はこれから結合される半分の形です。半分の形は、レイアウトエンジンによって 1 つの結合文字に変換されるか、そのままですべての言語で統語的に有効な独立形として残ります。

単語の最初に来る母音または別の母音が続く母音は独立形です。直後に子音が来る母音は依存形です。

いかなるコンテキストでも変化しない文字はその他になります。この文字は子音でも母音でもありません。

文字の一部とはならない数字およびその他の句読点は 1 対 1 でマッピングされます。

これらの原則を使用してパーサーが記述されていて、これにより入力がそれぞれのカテゴリに解析され、言語固有の Unicode のコードポイントが出力されます。連続表音入力方式エンジンはレイアウトおよび描画を処理せず、システムのほかのモジュールが行います。