Java Desktop System Release 3 ユーザーズガイド

設定

フォルダ設定ツールにアクセスするには、「起動」をクリックして、「設定」-> 「デスクトップの設定」-> 「フォルダ」の順に選択します。

あるいは、「ファイルマネージャの設定」ダイアログをファイルマネージャ設定から起動することもできます。。「ファイルマネージャの設定」ダイアログを表示するには、任意のファイルブラウザウィンドウから「編集」-> 「設定」の順に選択します。

設定は、次のカテゴリで設定できます。

表示形式を設定する

デフォルト表示形式を指定して、ソートオプションと表示オプションを選択できます。アイコン表示とリスト表示のデフォルト設定も指定できます。デフォルトの表示形式を指定するには、「編集」-> 「設定」の順に選択します。「表示」タブをクリックして、「表示」タブセクションを表示します。

表 7–5 に、変更可能な表示設定を示します。

表 7–5 表示の設定

ダイアログ要素 

説明 

「新規フォルダの表示方法」

フォルダのデフォルトの表示を選択。フォルダを開いたときに、指定した表示でフォルダが表示される 

「アイテムを整列」

この表示に表示されるフォルダ内の項目を並べ替える特性を選択 

「フォルダをファイルより前に並べる」

フォルダをソートすると、フォルダがファイルの前にリスト表示される 

「隠しファイルとバックアップファイルを表示する」

隠しファイルとバックアップファイルを表示区画に表示する。隠しファイルのファイル名の最初の文字はピリオド (.)。バックアップファイルのファイル名の最後の文字はチルダ (~) 

隠しファイルのファイル名に .hidden 拡張子を追加すると、隠しファイルを表示区画に表示できる

「拡大レベルをデフォルトに戻す」

アイコン表示とリスト表示。この表示に表示されるフォルダのデフォルトの拡大レベルを選択。拡大レベルは、ビュー内の項目のサイズを指定する 

「コンパクトレイアウトを使用」

フォルダ内の項目が互いに接近するようにアイコン表示の項目が整理される 

「アイコンに表示する優先テキスト」(Linux のみ)

アイコン見出しをアイコンの下ではなく、横に表示する 

「フォルダのみ表示する」

サイド区画の「ツリー」にフォルダのみを表示する

動作環境を設定する

ファイルとフォルダの環境を設定するには、「編集」-> 「設定」を選択します。「動作」タブをクリックして、「動作」タブセクションを表示します。

表 7–6 に、変更可能なファイルとフォルダの設定を示します。

表 7–6 ファイルとフォルダの動作設定

オプション 

説明 

「シングルクリックでアイテムを起動する」

ユーザーが項目をクリックすると、デフォルトのアクションが実行される。このオプションを選択した場合、項目をマウスでポイントすると項目下のタイトルに下線が引かれる 

「ダブルクリックでアイテムを起動する」

ユーザーが項目をダブルクリックすると、デフォルトのアクションが実行される。 

「実行可能なテキストファイルのクリック時に、そのファイルを実行する」

実行ファイルを選択すると、その実行ファイルが実行される。実行ファイルとは、実行可能なテキストファイル、つまりシェルスクリプトを指す 

「実行可能なテキストファイルのクリック時に、そのファイルの中身を表示する」

実行ファイルを選択すると、その内容が表示される 

「毎回確認する」

実行ファイルを選択すると、ダイアログが表示される。ダイアログによって、ファイルを実行するか表示するかを選択できる 

「ごみ箱を空にする、または、ファイルを削除する前に確認を求める」

ごみ箱を空にする (ファイルを削除する) 前に確認メッセージを表示する

「ごみ箱を経由しない削除コマンドを含める」

「削除」メニュー項目を以下のメニューに追加する

  • 「編集」メニュー

  • ファイル、フォルダ、またはデスクトップの背景にあるオブジェクトを右クリックしたときに表示されるポップアップメニュー

項目を選択して「削除」 メニュー項目を選ぶと、その項目は直ちにファイルシステムから削除される

アイコン見出しを設定する

アイコン見出しは、アイコン表示でファイルやフォルダの名前を表示します。アイコン見出しには、ファイルやフォルダの情報が他に 3 つ含まれています。追加情報は、ファイル名の後に表示されます。通常は 1 項目しか表示されていませんが、アイコンを拡大表示すると他の情報も表示されます。どの追加情報をアイコン見出しに表示するかは、変更できます。

アイコン見出しの環境を設定するには、「編集」-> 「設定」を選択します。「アイコンの見出し」タブをクリックして、「アイコンの見出し」タブセクションを表示します。

3 つのドロップダウンリストからアイコン見出しに表示する項目を選択します。まず最初の項目を最初のドロップダウンリストから選択し、次の項目を次のドロップダウンリストから選択するというように実行します。以下の表には、選択可能な項目が示されています。

インフォメーション 

説明 

「サイズ」

項目のサイズを表示 

「タイプ」

ファイルタイプとプログラム設定ツールから、項目の MIME タイプについての説明を表示

「更新日時」

項目の最終変更日を表示 

「アクセス日」

項目の最終アクセス日を表示 

「所有者」

項目の所有者を表示 

「グループ」

項目が属しているグループを表示 

「アクセス権」

項目のアクセス権を -rwxrw-r-- のように 3 文字の 3 セットで表示

「8 進数表記のアクセス権」

項目のアクセス権を 764 のように 8 進数表記で表示

「MIME タイプ」

項目の MIME タイプを表示 

「なし」

項目の情報を表示しない 

一覧の項目を設定する

ファイルマネージャウィンドウの一覧表示に表示する情報を指定できます。一覧表示に表示する項目、およびこれらの項目の順序を指定できます。   

一覧の項目を設定するには、「編集」-> 「設定」を選択します。「リストの項目」 タブをクリックして、「リストの項目」 タブセクションを表示します。

一覧表示に表示する項目を指定するには、目的の項目に該当するオプションを選択して、「表示」ボタンをクリックします。一覧表示から項目を削除するには、目的の項目に該当するオプションを選択して、「隠す」ボタンをクリックします。

一覧表示内での項目の位置を指定するには、「上へ移動」および「下へ移動」ボタンを使用します。

デフォルトの項目と位置を使用するには、「デフォルトを使用」ボタンを使用します。

以下の表に、表示可能な項目を示します。

インフォメーション 

説明 

「名前」

項目の名前を表示する 

「サイズ」

項目のサイズを表示 

「タイプ」

ファイルタイプとプログラム設定ツールから、項目の MIME タイプについての説明を表示

「更新日時」

項目の最終更新日時を表示 

「アクセス日」

項目の最終アクセス日を表示 

「グループ」

項目が属しているグループを表示 

「MIME タイプ」

項目の MIME タイプを表示 

「8 進数表記のアクセス権」

項目のアクセス権を 764 のように 8 進数表記で表示

「所有者」

項目の所有者を表示 

「アクセス権」

項目のアクセス権を -rwxrw-r-- のように 3 文字の 3 セットで表示

プレビュー環境を設定する

ファイルマネージャには、ファイルのプレビュー機能がいくつかあります。プレビュー機能は、ユーザーの要求に対するファイルマネージャの応答速度に影響を与える場合があります。ファイルマネージの速度を改善するために、この機能の動作を変更できます。各プレビューの設定に対して、以下の表に示すオプションのいずれか 1 つを選択できます。

オプション 

説明 

「常に表示する」

ローカルファイルと、別のファイルシステム上のファイルの両方に対して、動作を実行する 

「ローカルファイルのみ」

ローカルファイルに対してのみ動作を実行する 

「表示しない」

動作を実行しない 

プレビュー環境を設定するには、「編集」-> 「設定」を選択します。「プレビュー」タブダイアログをクリックして、「プレビュー」タブセクションを表示します。

表 7–7 に、変更可能なプレビュー設定を示します。

表 7–7 プレビューの設定

ダイアログ要素 

説明 

「アイコンにテキストを表示」

ファイルを表すアイコンのテキストファイルの内容をいつプレビューするかを指定する 

「サムネイルの表示」

画像ファイルのサムネイルをいつ表示するかを指定する。ファイルマネージャは、各フォルダのサムネイルファイルを、そのフォルダの 1 レベル下にある.thumbnails ディレクトリに格納する

「ファイルの最大サイズ」

ファイルマネージャがサムネイルを作成するファイルの最大サイズを指定する 

「サウンドファイルをプレビュー」

サウンドファイルをいつプレビューするかを指定する 

「項目数のカウント」

フォルダ内の項目の数をいつ示すかを指定する。表示にアイコン表示をすでに設定している場合は、「表示」 タブセクションでデフォルトのズームレベルを上げないと、各フォルダのアイテム数を表示できないことがある