Java Desktop System Release 3 システム管理

第 10 章 Java Desktop System の機能の無効化

この章では、Java Desktop System の特定の機能を無効にする方法について説明します。

Java Desktop System の機能の無効化の概要

Java Desktop System には、Java Desktop System の特定の機能へのアクセスを制限する機能があります。無効化機能は、コンピュータ上で実行できるユーザーのアクションを制限したい場合などに役立ちます。たとえば、トレードショーにコンピュータを出展し、誰もが操作できるようにした場合は、コマンドラインでの操作を無効にした方が安全です。無効化機能は、ロックダウン機能としても知られています。

機能を無効化するには、GConf キーを設定します。GConf キーの設定方法については、第 1 章「GConf の使用方法」を参照してください。GConf エディタ アプリケーションを使用して、設定ソースの GConf キーを設定することもできます。GConf エディタ アプリケーションについては、『GConf Editor Desktop Application Manual』を参照してください。

スクリーンロックを無効にする

スクリーンロック機能を無効にするには、/apps/panel/global/disable_lock_screen キーを true に設定します。

スクリーンロック機能を無効化すると、次の項目がパネルから削除されます。

また、パネル上の「画面のロック」ボタンも無効になります。

ログアウトを無効にする

ログアウト機能を無効にするには、/apps/panel/global/disable_log_out キーを true に設定します。

ログアウト機能を無効化すると、次の項目がパネルから削除されます。

また、パネル上の「ログアウト」ボタンも無効になります。

強制終了操作を無効にする

強制終了機能を無効にするには、/apps/panel/global/disable_force_quit キーを true に設定します。

強制終了機能を無効にすると、「強制終了」メニュー項目が、「パネルに追加」-> 「アクション」メニューから削除されます。また、パネル上の「強制終了」ボタンも無効になります。

コマンドライン操作を無効にする

コマンドラインからの操作を無効にするには、/desktop/gnome/lockdown/disable_command_line キーを true に設定します。

コマンドライン操作を無効にすると、次の項目がパネルから削除されます。

パネル設定を無効にする

パネル設定を無効にするには、/apps/panel/global/locked_down キーを true に設定します。

パネル設定を無効にすると、ユーザーインタフェースが次のように変更されます。

アプリケーションを制限する

ユーザーが起動できるアプリケーションを制限するには、次のキーを使用します。

ユーザーが起動できるアプリケーションを制限するには、/desktop/gnome/lockdown/restrict_application_launching キーを true に設定します。

起動できるアプリケーションを制限すると、ユーザーインタフェースが次のように変更されます。