Java Desktop System 電子メールとカレンダ・ユーザーズガイド

電子メールの受信オプションの構成

電子メールの受信オプションは、Evolution 設定アシスタントの「メールの受信」の 2 ページ目に入力します。表 2–3 に、構成可能な電子メールの受信オプションを示します。

電子メールの受信オプションの指定を完了したら、「進む」ボタンをクリックします。

表 2–3 電子メールの受信オプション

要素 

説明 

「新着メールの有無を自動的に検査する」

電子メールとカレンダで、自動的に新しいメールを確認する場合は、このオプションを選択します。スピンボックスを使用して、新しいメッセージを確認する間隔 (分) を指定します。

「すべてのフォルダの新着メールの有無を確認する」

電子メールとカレンダで、自動的にすべての IMAP フォルダ内の新しいメールを確認する場合は、このオプションを選択します。

「IMAP」 オプションを選択した場合のみ。

「購読したフォルダだけを表示する」

すべての IMAP フォルダではなく、指定した IMAP フォルダのみを表示する場合は、このオプションを選択します。

「IMAP」 オプションを選択した場合のみ。

「サーバーが提供するフォルダのネームスペースより優先する」

IMAP ネームスペースは、メッセージが格納されるディレクトリです。IMAP サーバーが提供するデフォルトのネームスペース以外のネームスペースにメッセージを格納する場合は、このオプションを選択します。

「IMAP」 オプションを選択した場合のみ。

「ネームスペース」

「サーバーが提供するフォルダのネームスペースより優先する」オプションを選択した場合、このフィールドにメッセージを格納するネームスペースを入力します。

「IMAP」 オプションを選択した場合のみ。

「このサーバー上の INBOX 内にある新規メッセージへフィルタを適用する」

ローカル領域にダウンロードしたメッセージだけではなく、IMAP サーバーの「受信箱」に届けられたメッセージにも、メッセージフィルタを適用する場合は、このオプションを選択します。

「IMAP」 オプションを選択した場合のみ。

「グローバルカタログサーバー名」

グローバルカタログサーバー名が Exchange Server と異なる場合は、その名前を入力します。

「Microsoft Exchange Server」オプションを選択した場合のみ。

「GAL 応答の制限数」

グローバルアドレスリスト (GAL) を検索する場合に、電子メールとカレンダで検出する項目数を制限するには、このオプションを選択します。検出する項目数を制限すると、サーバーの負荷が軽減されます。

電子メールとカレンダで検出する項目の最大数をスピンボックスを使って指定します。

Microsoft Exchange Server オプションを選択した場合のみ。

「メールボックス名」

Exchange Server のメールボックス名が Windows ユーザー名と異なる場合は、テキストボックスにメールボックス名を入力します。

Microsoft Exchange Server オプションを選択した場合のみ。

「OWA パス」

Outlook Web Access (OWA) のパスをこのフィールドに入力します。OWAExchange Server の機能の 1 つで、ユーザーが Web ブラウザから Exchange Server の情報にアクセスできます。OWA の URL は、Web ブラウザから Exchange Server にアクセスするときに使用する URL です。OWA パスは OWA の URL に付加されます。

通常、このフィールドの値は /exchange です。

「Microsoft Exchange Server」オプションを選択した場合のみ。

「公開フォルダのサーバー」

公開フォルダが個人用フォルダと別のサーバーにある場合は、公開フォルダの名前をこのフィールドに入力します。 

「Microsoft Exchange Server」オプションを選択した場合のみ。

「このサーバー上の INBOX 内にある新規メッセージへフィルタを適用する」

Exchange Server の Inbox フォルダに配信されたメッセージと、ローカルエリアにダウンロードしたメッセージにメッセージフィルタを適用する場合は、このオプションを選択します。

「Microsoft Exchange Server」オプションを選択した場合のみ。

「サーバーにメッセージを残す」

POP サーバーにメッセージのコピーを格納する場合は、このオプションを選択します。 

「POP」オプションを選択した場合のみ。

「INBOX 内の新規メッセージへフィルタを適用する」

「受信箱」内のメッセージにフィルタを適用する場合は、このオプションを選択します。

次のオプションのみ使用できます。 

  • 「Maildir 形式のメールディレクトリ」:

  • 「標準的な UNIX の mbox 形式のスプールまたはディレクトリ」:

「Elm/Pine/Mutt 書式にステータスヘッダを保存する」

メッセージヘッダ形式に X-Status を使用する場合は、このオプションを選択します。

X-Status メッセージヘッダ形式を使用する電子メールアプリケーションを使用している場合は、このオプションを選択してください。X-Status メッセージヘッダ形式を使用するアプリケーションとして、ElmmuttPine があります。

「標準的な UNIX の mbox 形式のスプールまたはディレクトリ」オプションを選択した場合のみ。

「フォルダ '.folder' のサマリファイル (exmh) を使用する」

電子メールとカレンダで、exmh アプリケーションが生成するフォルダのサマリファイルを使用する場合は、このオプションを選択します。

「MH 形式のメールディレクトリ」オプションを選択した場合のみ。