pfinstall -D コマンドを使用して JumpStart プロファイルをテストする場合、次の条件でドライランテストが失敗します。
プロファイルに locale キーワードが含まれている場合。
GRUB ソフトウェアが含まれているリリースをテストしている場合。Solaris 10 1/06 リリース以降では、GRUB ブートローダーが GRUB メニューを使用して、ユーザーのシステムにインストールされた異なるオペレーティングシステムのブートを容易にします。
GRUB ソフトウェアの導入によって、ミニルートが圧縮されます。GRUB ソフトウェアは圧縮されたミニルートからロケールのリストを検出できません。ミニルートは、最小の Solaris ルート (/) ファイルシステムで、Solaris インストールメディア上にあります。
次のエラーメッセージが表示されます。
Could not select locale |
回避方法:
スクリプトの値は次のとおりです。
MEDIA_DIR=/cdrom/cdrom0/s0
MINIROOT_DIR=$MEDIA_DIR/Solaris_10/Tools/Boot
MINIROOT_ARCHIVE=$MEDIA_DIR/boot/x86.miniroot
TEMP_FILE_NAME=/tmp/test
次の手順を実行します。
ミニルートアーカイブを圧縮解除します
# /usr/bin/gzcat $MINIROOT_ARCHIVE > $TEMP_FILE_NAME |
lofiadm コマンドを使用してミニルートデバイスを作成します。
# LOFI_DEVICE=/usr/sbin/lofiadm -a $TEMP_FILE_NAME # echo $LOFI_DEVICE/dev/lofi/1 |
lofi を含むミニルートをミニルートディレクトリの下にマウントします。
# /usr/sbin/mount -F ufs $LOFI_DEVICE $MINIROOT_DIR |
プロファイルをテストします。
# /usr/sbin/install.d/pfinstall -D -c $MEDIA_DIR $path-to-jumpstart_profile |
pfinstall テストの完了後に、lofi デバイスをマウント解除します。
# umount $LOFI_DEVICE |
lofi デバイスを削除します。
# lofiadm -d $TEMP_FILE_NAME |