Solaris 10 6/06 ご使用にあたって

Java の問題によって音声用のアクセシビリティー環境を正しく設定できない (6377106)

複合ネットワークインストールイメージまたは DVD メディアから Solaris 10 6/06 リリースをインストールする場合、インストールは部分的に失敗します。このエラーにより、音声フィードバックなどの一部のアクセシビリティー機能が機能しなくなります。この問題は Java パッケージおよびアクセシビリティーパッケージに関係しています。これらのパッケージによって古い Java ソフトウェアがデフォルトバージョンになります。

回避方法:

インストールの完了後に、いくつかのリンクを手動で作成し、いくつかのファイルをさまざまな場所にコピーする必要があります。これを実行すると、Java 1.5.0 バージョンは実行されるデフォルトのバージョンになり、Java 用のさまざまなファイルの準備が整います。アクセシビリティーユーザー用の音声フィードバックは正しく機能します。

次の手順を実行します。

  1. スーパーユーザーとしてログインします。

  2. /usr ディレクトリに移動します。


    # cd /usr
    
  3. 現在の java ディレクトリを削除します。


    # rm java
    
  4. 現在の java ディレクトリにリンクします。


    # ln -s jdk/jdk1.5.0_06 java
    
  5. /lib ディレクトリに移動します。


    # cd jdk/jdk1.5.0_06/jre/lib/
    
  6. アクセシビリティーファイルにリンクします。


    # ln -s /usr/share/jar/accessibility.properties
    
  7. Java ファイルをコピーします。


    # cp /usr/share/jar/gnome-java-bridge.jar ext/