JumpStart ディレクトリには、重要なカスタム JumpStart ファイル (rules ファイル、rules.ok ファイル、プロファイルなど) がすべて置かれます 。JumpStart ディレクトリは、プロファイルサーバーのルート (/) ディレクトリに作成する必要があります。
この手順では、システムで Solaris ボリュームマネージャーを実行していると仮定しています。Solaris ボリュームマネージャーを使用せずにディスクを管理する方法については、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』を参照してください。
JumpStart ディレクトリを作成するサーバーに、スーパーユーザーとしてログインします。
サーバーに JumpStart ディレクトリを作成します。
# mkdir -m 755 jumpstart-dir-path |
jumpstart_dir_path は、JumpStart ディレクトリの絶対パスです。
たとえば、次のコマンドは、ルート (/) ディレクトリに jumpstart というディレクトリを作成し、アクセス権を 755 に設定します。
# mkdir -m 755 /jumpstart |
/etc/dfs/dfstab ファイルを編集し、次のエントリを追加します。
share -F nfs -o ro,anon=0 jumpstart-dir-path |
たとえば、次のエントリは /jumpstart ディレクトリを共有します。
share -F nfs -o ro,anon=0 /jumpstart |
サンプルのカスタム JumpStart ファイルを JumpStart ディレクトリにコピーするかどうかを決定します。
コピーしない場合は、手順 8 に進みます。
コピーする場合、使用するソフトウェアメディアの種類に応じて、次のいずれかを実行します。
Solaris 10 1/06 Operating System DVD または Solaris 10 1/06 SOFTWARE – 1 CD 以降
CD をサーバーの CD-ROM ドライブに挿入します。
Solaris ボリュームマネージャーが自動的に CD をマウントします。
Solaris 10 1/06 Operating System DVD または Solaris 10 1/06 SOFTWARE – 1 CD 以降のイメージ
ディレクトリを Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE – 1 イメージがある場所に移動します。
たとえば、次のように入力します。
# cd /export/install |
サンプルのカスタム JumpStart ファイルをプロファイルサーバー上の JumpStart ディレクトリ内にコピーします。
# cp -r media-path/Solaris_Solaris_10.1/Misc/jumpstart_sample/* jumpstart-dir-path |
CD、DVD、またはローカルディスク上のイメージのパス。
サンプルのカスタム JumpStart ファイルを配置する、プロファイルサーバー上のパス。
たとえば、次のコマンドは、jumpstart_sample ディレクトリをプロファイルサーバー上の /jumpstart ディレクトリにコピーします。
cp -r /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_Solariss_10.1/Misc/jumpstart_sample/* /jumpstart |
サンプル JumpStart ファイルを更新し、それらのファイルがサイトの環境内で動作するようにします。
root が JumpStart ディレクトリを所有していて、そのアクセス権が 755 に設定されていることを確認します。
ネットワーク上のシステムがプロファイルサーバーにアクセスできるように設定します。
詳しい手順については、「すべてのシステムがプロファイルサーバーにアクセスできるようにする方法」を参照してください。