Solaris Trusted Extensions インストールと構成 (Solaris 10 11/06 および Solaris 10 8/07 リリース版)

Trusted Extensions でのインストールと構成のストラテジの作成

Solaris OS と同様に、Trusted Extensions ソフトウェアは、最初 root ユーザーによってインストールされます。ただし、root ユーザーによるソフトウェアの構成を許可することは、安全なストラテジではありません。次に、もっとも安全なインストールと構成のストラテジから順に示します。

役割によるタスク区分を次の図に示します。セキュリティー管理者は、特に、監査の設定、ファイルシステムの保護、デバイスポリシーの設定、実行権を必要とするプログラムの決定、およびユーザーの保護を担当します。システム管理者は、特に、ファイルシステムの共有とマウント、ソフトウェアパッケージのインストール、およびユーザーの作成を担当します。

図 1–1 Trusted Extensions システムの管理: 役割によるタスク区分

図は、インストールチームのタスク、およびセキュリティー管理者とシステム管理者のタスクを示しています。