トラステッドエディタは、環境変数 $EDITOR の値をエディタとして使用します。
大域ゾーンで、役割になっている必要があります。
$EDITOR 変数の値を確認します。
# echo $EDITOR |
次のエディタを使用できます。$EDITOR 変数は設定されていない場合もあります。
/usr/dt/bin/dtpad – CDE で用意されているエディタです。
/usr/bin/gedit – Java Desktop System, Release number で用意されているエディタです。Solaris Trusted Extensions (JDS) はそのデスクトップのトラステッドバージョンです。
/usr/bin/vi – ビジュアルエディタです。
$EDITOR 変数の値を設定します。
値を固定的に設定するには、役割のシェル初期設定ファイルで値を修正します。
たとえば、役割のホームディレクトリで、Korn シェルについては .kshrc ファイルを、C シェルについては .cshrc ファイルを修正します。
現在のシェル用に値を設定するには、端末ウィンドウで値を設定します。
たとえば、Korn シェルでは次のコマンドを使用します。
# setenv EDITOR=pathname-of-editor # export $EDITOR |
C シェルでは次のコマンドを使用します。
# setenv EDITOR=pathname-of-editor |
Bourne シェルでは次のコマンドを使用します。
# EDITOR=pathname-of-editor # export EDITOR |
セキュリティー管理者役割が、システムファイルの編集に vi を使用するとします。この役割になっているユーザーが、役割のホームディレクトリにある .kshrc 初期設定ファイルを修正します。
$ cd /home/secadmin $ vi .kshrc ## Interactive shell set -o vi ... export EDITOR=vi |
次にどのユーザーがセキュリティー管理者役割になっても、 vi がトラステッドエディタとなります。