Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

Trusted Solaris 8 の印刷と Trusted Extensions との相互運用性

互換性のある label_encodings ファイルを持ち、CIPSO テンプレートで相互を識別する Trusted Solaris 8 と Trusted Extensions のシステムは、相互を遠隔印刷に利用することができます。次の表では、印刷できるようにシステムを設定する方法について説明します。デフォルトでは、ユーザーはほかの OS の遠隔印刷サーバー上で印刷ジョブを一覧表示したり、取り消したりできません。任意で、ユーザーにそのような操作の承認を与えることができます。

元のシステム 

プリンタサーバーシステム 

動作 

結果 

Trusted Extensions 

Trusted Solaris 8 

印刷の構成 – Trusted Extensions の tnrhdb で、適切なラベル範囲を持つテンプレートを Trusted Solaris 8 のプリンタサーバーに割り当てます。ラベルは、CIPSO またはラベルなしのいずれかです。

Trusted Solaris 8 のプリンタは、プリンタのラベル範囲内で、Trusted Extensions システムからのジョブを印刷できます。 

Trusted Extensions 

Trusted Solaris 8 

ユーザーの承認 – Trusted Extensions システムで、必要な承認を追加するプロファイルを作成します。そのプロファイルをユーザーに割り当てます。 

Trusted Extensions ユーザーは、Trusted Solaris 8 のプリンタに送信する印刷ジョブを一覧表示したり、取り消したりできます。 

ユーザーは、異なるラベルのジョブを表示したり削除したりできません。 

Trusted Solaris 8 

Trusted Extensions 

印刷の構成 – Trusted Solaris 8 の tnrhdb で、適切なラベル範囲を持つテンプレートを Trusted Extensions のプリンタサーバーに割り当てます。ラベルは、CIPSO またはラベルなしのいずれかです。

Trusted Extensions のプリンタは、プリンタのラベル範囲内で、Trusted Solaris 8 システムからのジョブを印刷できます。 

Trusted Solaris 8 

Trusted Extensions 

ユーザーの承認 – Trusted Solaris 8 システムで、必要な承認を追加するプロファイルを作成します。そのプロファイルをユーザーに割り当てます。 

Trusted Solaris 8 ユーザーは、Trusted Extensions のプリンタに送信した印刷ジョブを一覧表示したり、取り消したりできます。 

ユーザーは、異なるラベルのジョブを表示したり削除したりできません。