Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

Procedureサイト固有のセキュリティーテンプレートが必要かどうかを判断する

始める前に

大域ゾーンでセキュリティー管理者役割になります。

  1. Trusted Extensions のテンプレートを十分に理解します。

    ローカルホストにある tnrhtp ファイルをお読みください。ファイル内のコメントが役に立ちます。セキュリティー属性値は、Solaris 管理コンソールの「セキュリティーテンプレート」ツールでも確認できます。

    • デフォルトのテンプレートは、どのインストールにも一致します。各テンプレートのラベル範囲は、ADMIN_LOW から ADMIN_HIGH までです。

    • cipso テンプレートでは、DOI が 1 である CIPSO ホストタイプが定義されます。テンプレートのラベル範囲は、ADMIN_LOW から ADMIN_HIGH までです。

    • admin_low テンプレートでは、DOI が 1 であるラベルなしホストが定義されます。テンプレートのデフォルトラベルは ADMIN_LOW です。テンプレートのラベル範囲は、ADMIN_LOW から ADMIN_HIGH までです。デフォルト構成では、アドレス 0.0.0.0 がこのテンプレートに割り当てられます。したがって、CIPSO 以外のすべてのホストは、ADMIN_LOW のセキュリティーラベルで動作するホストとして扱われます。

  2. デフォルトのテンプレートを確保しておきます。

    サポートの目的上、デフォルトのテンプレートは削除したり修正したりしないでください。これらのデフォルトのテンプレートが割り当てられているホストは変更できます。例については、「トラステッドネットワーク上で接続できるホストを制限する」を参照してください。

  3. 次のいずれかの操作が必要な場合は、新しいテンプレートを作成します。

    • ホスト、またはホストのグループのラベル範囲を制限します。

    • シングルラベルホストを作成します。

    • 複数の個別のラベルを認識するホストを作成します。

    • 1 以外の DOI を使用します。

    • ADMIN_LOW でないラベルなしホストにデフォルトのラベルを要求します。

    詳細は、「遠隔ホストテンプレートを構築する」を参照してください。