Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

ProcedureTrusted Extensions システムから Solaris 管理コンソールを使ってシステムを遠隔管理する

Solaris 管理コンソールは、ユーザー、権利、役割、およびネットワークを管理するための遠隔管理インタフェースを提供します。コンソールを使用する役割になります。この手順では、コンソールをローカルシステムで実行し、遠隔システムをサーバーとして指定します。

始める前に

次の手順を完了しておきます。

  1. ローカルシステムで、遠隔システム上で同一に定義されているユーザーとしてログインします。

  2. システムの管理に使用する役割になります。

  3. その役割で、Solaris 管理コンソールを起動します。

    詳細は、『Oracle Solaris Trusted Extensions 構成ガイド』「Trusted Extensions で Solaris 管理コンソールサーバーを初期化する」を参照してください。

    1. 「サーバー」ダイアログボックスで、遠隔サーバーの名前を入力します。

      • LDAP をネームサービスとして使用している場合、LDAP サーバーの名前を入力します。

        次に、次のスコープのいずれかを選択します。

        • ネームサービスのデータベースを管理するには、Scope=LDAP ツールボックスを選択します。


          このコンピュータ (ldap-server: Scope=LDAP, Policy=TSOL)
        • LDAP サーバーのローカルファイルを管理するには、Scope=Files ツールボックスを選択します。


          このコンピュータ (ldap-server: Scope=Files, Policy=TSOL)
      • LDAP をネームサービスとして使用していない場合、管理する遠隔システムの名前を入力します。

        次に、Scope=Files ツールボックスを選択します。


        このコンピュータ (remote-system: Scope=Files, Policy=TSOL)
  4. 「システムの構成」でツールを選択します。

    「ユーザー」などのツールを選択すると、ダイアログボックスに Solaris 管理コンソールのサーバー名、ユーザー名、役割名、および役割のパスワードを入力する場所が表示されます。それらのエントリが正しいことを確認します。

  5. ローカルシステムと遠隔システムで同一に定義されている役割で、Solaris 管理コンソールサーバーにログインします。

    役割のパスワードを入力し、役割として「ログイン」を押します。これで、Solaris 管理コンソールを使ってシステムを管理できます。


    注 –

    Solaris 管理コンソールを使って dtappsession を実行することもできますが、dtappsession のもっとも簡単な使用方法については、dtappsession で Trusted Extensions を遠隔管理する」に説明されています。