dtappsession プログラムを使用すると、管理者は CDE を実行している遠隔システムを管理することができます。
dtappsession は、遠隔システムにモニターがないときに役立ちます。たとえば、大規模サーバーでドメインを管理するとき、dtappsession がしばしば使用されます。詳細は、dtappsession(1) のマニュアルページを参照してください。
ラベル付きシステムでは、大域ゾーンの管理役割である必要があります。ラベルなしシステムでは、遠隔システムで定義されている役割である必要があります。役割のプロファイルシェルから、遠隔ログインを実行します。
(省略可能) 遠隔セッション専用のワークスペースを作成します。
遠隔の CDE アプリケーションとローカルアプリケーションとの混同を避けるために、この手順専用の管理役割ワークスペースを作成します。詳細は、『Oracle Solaris Trusted Extensions ユーザーズガイド』の「特定のラベルのワークスペースを追加する」を参照してください。
遠隔ホストにログインします。
rlogin コマンドまたは ssh コマンドを使用することができます。
$ ssh remote-host |
遠隔の管理を開始します。
端末ウィンドウで、dtappsession コマンドに続いてローカルホストの名前を入力します。
$ /usr/dt/bin/dtappsession local-host |
遠隔ホスト上で実行されているアプリケーションマネージャーが、ローカルホスト上で表示されます。「終了」ダイアログボックスも表示されます。
遠隔ホストを管理します。
Trusted CDE から遠隔セッションを起動した場合、Trusted_Extensions フォルダのアクションを使用することができます。
終了したら、「終了」ボタンをクリックします。
アプリケーションマネージャーを閉じてもログインセッションは終了しないため、これはお勧めできません。
端末ウィンドウで、遠隔のログインセッションを終了します。
hostname コマンドを使用して、ローカルホスト上にいることを確認します。
$ exit $ hostname local-host |