Solaris Trusted Extensions 開発ガイド

Apache Web サーバーの構成

Apache Web サーバーのインスタンスは、public ゾーン、restricted ゾーン、および webservice ゾーンで実行されます。各ゾーンで、次のように /etc/apache/httpd.conf ファイルを変更します。

ラベル付けされたゾーンごとに Apache Web サーバーの構成を更新したら、webcontent ゾーンの /export/home/www/htdocs ディレクトリに Web コンテンツを格納します。

/export/home/www/htdocs ディレクトリに demo ディレクトリを作成し、そのディレクトリにテストで使用する index.html ファイルを作成します。

起動時に、webservice ゾーンに lofs を使用することによって、/export/home ディレクトリは自動的にマウントされます。webcontent ゾーンは動作可能状態にする必要があるだけです。


# zoneadm -z webcontent ready

ゾーンが動作可能状態である場合、そのゾーンで実行されているプロセスはありません。ゾーンのファイルシステムは、webservice ゾーンによって読み取り専用でマウントできます。このように Web コンテンツにアクセスすると、コンテンツが変更されることがありません。