wnnatod は、Wnn8 テキスト形式の辞書ファイルを Wnn8 バイナリ形式辞書に変換するコマンドです。
ユーザーが任意に作成したテキスト辞書をバイナリ形式辞書に変換することにより、jserver による読み込みが可能になります。
ただし、変換元となるテキスト形式辞書は、Wnn8 の辞書フォーマットに準拠し、EUC コードで作成されている必要があります。
/usr/bin/wnnatod
wnnatod [-e] [-h hinsi_file] [-n] [-N] [-p filename] [-P filename] [-r] [-R] [-s No] [-S] [-v] dicfile |
読みと候補が同一 (ひらがなのみの候補) の場合、読みから候補データを検索できるようにします。
これにより、辞書のサイズを小さくすることができます。
使用する品詞データファイル名を hinsi_file で指定します。
省略時には標準の品詞データファイルが適用されます。
頻度パスワードに "*" を設定します。変更不可能な頻度ファイルになります。
辞書パスワードに "*" を設定します。変更不可能な辞書ファイルになります。
頻度パスワードを記述したファイルを filename で指定します。
辞書パスワードを記述したファイルを filename で指定します。
変換時に読みと語句を反転します。
逆変換形式辞書として変換します。省略可能です。
辞書内で使用する文字の最大登録数を No で指定します。初期値は 70000 です。
通常は指定の必要はありませんが、指定する場合は辞書の語数より少し大きい数値にしてください。
固定形式辞書として変換します。
バージョン情報を表示します。
変換対象となるテキスト辞書ファイル名を指定します。
$ wnnatod new.txt < new.dic
テキスト形式辞書 new.txt をバイナリ形式辞書に変換し、new.dic として保存します。
作成したバイナリ辞書を Wnn8 標準の辞書ディレクトリ以外に配置する場合は、配置後の辞書ファイルのオーナーとパーミッションに注意してください。
各クライアントソフトウェアのプロセスの権限で読み書きできない場合は、辞書を使用することができなくなります。