wnnaccess は、jserver へのアクセス許可状況の情報表示と設定を行います。
wnnaccess の実行には root 権限が必要になります。
/usr/sbin/wnnaccess
オプション未指定で実行した場合、現在のアクセスコントロールの情報が表示されます。
先頭行はアクセスコントロールの ON / OFF の状態を示します。
次行以下は各ホストとユーザーのアクセス許可情報が表示されます。
host1
host2:
host3: userA,userB
@userC
host1 からは全てのユーザーがアクセス可能です。
host2 からは全てのユーザーがアクセス不可能です。
host3 からはユーザー名 userA、userB のみアクセス可能です。
userC は全てのホストからアクセス可能です。
wnnaccess [+/- host1:userA,userB... host2... @userC @userD...] [-D servername] [-L LANG] [-v] |
ホスト名、ユーザー名を指定しない場合は、アクセスコントロールを OFF にします。
指定した場合は現在のアクセスコントロールにそれらの情報を追加します。
"+" は省略することができます。
ホスト名、ユーザー名を指定しない場合は、アクセスコントロールを ON にします。
指定した場合は現在のアクセスコントロールからそれらの情報を削除します。
接続する変換サーバーが稼働するホスト名を "server_name" で、ポートを "No" で指定します。
:No と指定すると相対ポート番号となり、jserver の標準ポート番号 (22273) に No を加えた値をポート番号とします。たとえば:1 とした場合は 22274 が使用されます。
/No と指定すると絶対ポート番号となり、No の値をそのままポート番号として使用します。
それぞれ省略時は localhost の標準ポート (22273) が適用されます。
LANG で指定した言語に対応する変換サーバーに接続します。
省略時は環境変数 LANG の値が適用されます。
バージョン情報を表示します。
# wnnaccess - host1:usrA,userB
host1 に対する userA、userB のアクセス許可情報を削除します。
# wnnaccess + @userD
userD を全てのホストからアクセス可能にします。