3D アプリケーションやグラフィックを多用するアプリケーションなど、Solaris 8 X11 アプリケーションを solaris8 ゾーン内で実行するための方法として、ssh X11 転送をお勧めします。3D アプリケーションは、大域ゾーンで 3D グラフィックをサポートしているシステムでのみ実行可能です。
X11 転送を使用するには、次の要件を満たす必要があります。
solaris8 ゾーンでネットワーク機能が有効になっている必要があります。
デフォルトでは Solaris 8 に ssh ログインは含まれていないため、ssh をダウンロードしてゾーンにインストールする必要があります。
スーパーユーザーまたは Primary Administrator 役割になります。
「solaris8 ブランドゾーンの構成方法」の説明に従って、ゾーンのネットワーク機能を有効にします。
www.openssh.org、www.sunfreeware.com、または www.blastwave.com から ssh をダウンロードし、ゾーンにインストールします。
ゾーンで ssh が実行されているときに、大域ゾーンのコンソールで実行中の X サーバーに直接ログインします。
ssh X11 転送を有効にし、X アプリケーションをリモートで実行するには、次のコマンドを使用します。
# ssh -X zone_host_name |
独自の Xserver 拡張を提供するアプリケーションは、ssh -X 転送では機能せず、現在 solaris8 ブランドゾーンではサポートされません。