Solaris 10 5/08 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

Solaris Live Upgrade を使用して RAID-1 ボリュームを作成する例

次の例では、新しいブート環境の RAID-1 ボリュームを作成するためのコマンド構文を示します。

2 つの物理ディスク上に RAID-1 ボリュームを作成する

図 2–5 は、2 つの物理ディスク上に作成された RAID-1 ボリューム (ミラー) を持つ新しいブート環境を示しています。この新しいブート環境とミラーは、次のコマンドで作成されたものです。


# lucreate -n second_disk -m /:/dev/md/dsk/d30:mirror,ufs \ 
-m /:/dev/dsk/c0t1d0s0,/dev/md/dsk/d31:attach -m /:/dev/dsk/c0t2d0s0,/dev/md/dsk/d32:attach \ 
-m -:/dev/dsk/c0t1d0s1:swap -m -:/dev/dsk/c0t2d0s1:swap

このコマンドは、次のような処理を実行します。

図 2–5 ブート環境の作成とミラーの作成

この図については本文中で説明しています。

ブート環境の作成と既存のサブミラーの使用

図 2–6 は、RAID-1 ボリューム (ミラー) を持つ新しいブート環境を示しています。この新しいブート環境とミラーは、次のコマンドで作成されたものです。


# lucreate -n second_disk -m /:/dev/md/dsk/d20:ufs,mirror \ 
-m /:/dev/dsk/c0t1d0s0:detach,attach,preserve

このコマンドは、次のような処理を実行します。

図 2–6 ブート環境の作成と既存のサブミラーの使用

この図については本文中で説明しています。