プロファイルは、システムへの Solaris ソフトウェアのインストール方法をカスタム JumpStart プログラムに指示するテキストファイルです。プロファイルには、インストール要素 (インストールするソフトウェアグループなど) を指定します。
プロファイルの作成方法の詳細は、『Solaris 10 5/08 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の「プロファイルの作成」を参照してください。
プロファイルを作成するには、次の手順に従ってください。
クライアント用の sysidcfg ファイルを作成します。詳細は、「sysidcfg ファイルを作成する方法」を参照してください。
インストールサーバーで、テキストファイルを作成します。ファイルにわかりやすい名前を付けます。
プロファイルには、システムに Solaris ソフトウェアをインストールする際の使用目的を表すような名前を付けてください。たとえば、basic_install、eng_profile、user_profile などのプロファイル名を付けます。
プロファイルにプロファイルキーワードと値を追加します。
プロファイルキーワードと値の一覧については、『Solaris 10 5/08 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の「プロファイルキーワードと値」を参照してください。
プロファイルキーワードとプロファイル値には、大文字と小文字の区別があります。
WAN ブートサーバーがアクセスできる場所に、このプロファイルを保存します。
このプロファイルを次のどちらかの場所に保存します。
WAN ブートサーバーとインストールサーバーが同じマシンに置かれている場合は、WAN ブートサーバーのドキュメントルートディレクトリの flash サブディレクトリにこのファイルを保存します。
WAN ブートサーバーとインストールサーバーがそれぞれ別のマシンに置かれている場合は、インストールサーバーのドキュメントルートディレクトリの flash サブディレクトリにこのファイルを保存します。
プロファイルの所有者が root で、そのアクセス権が 644 に設定されていることを確認します。
(省略可能) プロファイルをテストします。
プロファイルのテストに関する情報については、『Solaris 10 5/08 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の「プロファイルのテスト」を参照してください。
次の例のプロファイルは、カスタム JumpStart プログラムがセキュリティ保護された HTTP サーバーから Solaris フラッシュアーカイブを取得するように指定しています。
# profile keywords profile values # ---------------- ------------------- install_type flash_install archive_location https://192.168.198.2/sol_10_sparc.flar partitioning explicit filesys c0t1d0s0 4000 / filesys c0t1d0s1 512 swap filesys c0t1d0s7 free /export/home
この例で使用されているキーワードと値の一部について、次のリストで説明します。
このプロファイルにより、Solaris フラッシュアーカイブがクローンシステムにインストールされます。すべてのファイルは、初期インストールにより上書きされます。
圧縮された Solaris フラッシュアーカイブが HTTPS サーバーから取得されます。
値が explicit であるため、ファイルシステムスライスは filesys キーワードによって指定します。ルート (/) のサイズは Solaris フラッシュアーカイブのサイズに基づいて割り当てています。swap は、必要なサイズを割り当てた上で、c0t1d0s1 上にインストールされるように設定しています。/export/home のサイズは残りのディスク容量に基づいて決定されます。/export/home は c0t1d0s7 上にインストールされます。
プロファイルを作成したあと、rules ファイルの作成と妥当性検査を行う必要があります。手順については、「rules ファイルを作成する方法」を参照してください。
プロファイルの作成方法の詳細は、『Solaris 10 5/08 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の「プロファイルの作成」を参照してください。
プロファイルキーワードと値の詳細は、『Solaris 10 5/08 インストールガイド (カスタム JumpStart/ 上級編)』の「プロファイルキーワードと値」を参照してください。