ゾーンのクローンを作成する場合、この手順によって、ゾーンがほかのゾーンのテンプレートになるように構成します。さらに、この手順でゾーンを使用するよう構成します。
ゾーンが完全に起動されていることを確認します。
zone-name: ゾーン端末コンソールで、root としてログインします。
hostname console login: root Password: Type root password |
ゾーンが実行されていることを確認します。
STATUS が running の場合は、ゾーン内で少なくとも 1 つのプロセスが実行中であることを示します。
# zoneadm list -v ID NAME STATUS PATH 2 public running / |
ゾーンが大域ゾーンと通信できることを確認します。
X サーバーが大域ゾーンで実行されます。それぞれのラベル付きゾーンがこのサービスを使用するには、大域ゾーンに接続できなければなりません。そのため、ゾーンネットワークが機能しなければ、ゾーンを使用することはできません。詳細は、「ラベル付きゾーンが X サーバーにアクセスできない」を参照してください。
ゾーン端末コンソールで、ラベル付きゾーンで不要なサービスを無効にします。
このゾーンをコピーまたはクローンを作成する場合、無効にしたサービスは新しいゾーンで無効にされます。システムでオンラインであるサービスは、そのゾーンのサービスマニフェストによって異なります。netservices limited コマンドを使用して、ラベル付きゾーンで必要としないサービスをオフにします。
多数の不要なサービスを削除します。
# netservices limited |
そのほかのサービスを一覧にします。
# svcs ... STATE STIME FMRI online 13:05:00 svc:/application/graphical-login/cde-login:default ... |
グラフィカルログインを無効にします。
# svcadm disable svc:/application/graphical-login/cde-login # svcs cde-login STATE STIME FMRI disabled 13:06:22 svc:/application/graphical-login/cde-login:default |
サービス管理フレームワークの詳細は、smf(5) のマニュアルページを参照してください。
次の方法のいずれかを選択します。
「ゾーンのシャットダウン」アクションを実行します。
ゾーンの名前を入力します。
大域ゾーンの端末ウィンドウで、zlogin コマンドを使用します。
# zlogin zone-name init 0 |
詳細は、zlogin(1) のマニュアルページを参照してください。
ゾーンがシャットダウンされたことを確認します。
zone-name : ゾーン端末コンソールで、次のメッセージによって、ゾーンがシャットダウンされていることが示されます。
[ NOTICE: Zone halted] |
このゾーンをコピーまたはそのクローンを作成するのではない場合、この最初のゾーンを作成したのと同じ方法で残りのゾーンを作成します。
このゾーンをほかのゾーンのテンプレートとして使用する場合、次のとおりに実行します。
ゾーンをコピーしている場合は、「ゾーンのコピー方法を Trusted Extensions で使用する」に進みます。
ゾーンのクローンを作成している場合は、「ゾーンのクローン作成方法を Trusted Extensions で使用する」に進みます。