Oracle Solaris OS を実行しているサービスが、ネットワーク上にある Windows システムも含むさまざまなシステムに、ファイルサービスと印刷サービスを提供することがよくあります。Windows システムだけが存在しているネットワークでは、通常は SMB プロトコルを使用してプリンタを共有します。Oracle Solaris OS では、SMB のサーバー側サポートが Samba を介して提供され、サービス管理機能 (SMF) によって管理されます。クライアント側の印刷サポートも Samba を介して使用可能になります。Windows でホストされているプリンタにアクセスするには、ローカル印刷待ち行列を設定する必要があります。これが必要になるのは、UNIX と Windows では印刷モデルが異なるためです。
SMB サービスは /etc/sfw/smb.conf ファイルの内容によって制御されます。Oracle Solaris をシステムにインストールすると、このファイルのサンプル /etc/sfw/smb.conf-example が提供されます。SMB プロトコルを使用してプリンタを共有するには、まずサービスを有効にする必要があります。
このサービスの使用を開始するには、次の手順に従います。
/etc/sfw/smb.conf ファイルを作成します。
ファイル内の workgroup という文字列を、使用しているネットワークに適した値に設定します。
Windows のインストールでは、通常は WORKGROUP という値が使用されます。ただし、MSHOME という値が使用されることもあります。Windows クライアントシステムを調べて、使用する値を確認してください。