Solaris のシステム管理 (印刷)

RFC-1179 印刷プロトコル使用時のネットワーク上のプリンタの管理 (作業マップ)

表 9–2 RFC-1179 印刷プロトコルを使用したプリンタの管理: 作業マップ

作業 

説明 

参照先 

RFC-1179 プロトコルを使用して、印刷要求をカスケードします。 

この手順は、印刷ホストを使用して印刷要求をカスケードする場合に、印刷スケジューラサービスへの依存関係を解消するために使用します。 

「RFC-1179 プロトコルを使用して印刷要求をカスケードする方法」

RFC-1179 ネットワークプロトコルの使用時にプリンタを共有します。 

RFC-1179 印刷プロトコルの使用時にプリンタを共有するには、ネットワーク待機サービスの有効化と無効化を行います。 

「ネットワーク印刷サービスの有効化、無効化、および再起動 (作業マップ)」

ProcedureRFC-1179 プロトコルを使用して印刷要求をカスケードする方法

RFC-1179 プロトコルリスナーは、FMRI svc:/application/print/rfc1179 (in.lpd) で表されます。デフォルトでは、この FMRI は印刷スケジューラサービス svc:/application/print/server に依存しており、ホストが印刷スケジューラサービスを実行している場合にのみ実行されます。

通常、RFC-1179 リスナーは、印刷スケジューラが実行されていなければ必要ありません。ただし、ホストを使用して印刷要求をカスケードする場合は、印刷スケジューラサービスへの依存関係を解消しなければなりません。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. スケジューラサービスへの依存関係を解消します。


    # cat <<EOF | svccfg
    >			select application/print/rfc1179
    >			delpg lpsched
    >			end
    >			EOF
    
  3. 依存関係を解消したら、次のコマンドを実行し、変更を即座に有効にします。


    # svcadm refresh application/print/rfc1179