Solaris のシステム管理 (印刷)

Procedureフォームの装着を促す警告を設定する方法

  1. 印刷サーバーで、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. フォームの装着を促す要求警告を設定します。


    # lpforms -f form-name -A alert [-Q requests] [-W minutes]
    -f

    要求警告を設定したいフォーム名を指定します。

    -A alert

    フォームが要求されるときに出す警告の種類を指定します。有効な値は mailwritequiet などです。mail または write を選択すると、指定のフォームの装着を促す、あらかじめ定義された警告メッセージが表示されます。このメッセージには、このフォームを使用するように設定されている 1 つ以上のプリンタ名が含まれます。

    -Q requests

    このフォームを必要とする印刷要求がいくつ待ち行列に入ったら警告を出すかを指定します。このオプションを指定しなければ、印刷要求が待ち行列に 1 つ入っただけで警告が出されます。

    -W minutes

    警告が出される間隔 (分単位) を指定します。このオプションを指定しなければ、警告は一度だけ送られます。

    要求警告は、印刷サーバーの /etc/lp/forms/form-name/alert.sh ファイルに追加されます。

  3. フォームに関する警告が追加されていることを確認します。


    # lpforms -f form-name -A list
    

    あるいは、警告を出すまでの印刷要求の数を低く設定した場合、最低限の条件を満たす印刷要求を出してみます。フォームの装着を促す警告を受け取ることを確認します。


例 10–18 フォームの装着を促す警告を設定する

次の例は、印刷待ち行列に letterhead フォームに関する 10 の印刷要求があるときに 5 分ごとに電子メールで警告が送られるように設定する方法を示します。


# lpforms -f letterhead -A mail -Q 10 -W 5


例 10–19 コンソールウィンドウの警告の設定

次の例は、印刷待ち行列に letterhead フォームに関する 5 の印刷要求があるときに 10 分ごとにコンソールウィンドウに警告が送られるように設定する方法を示します。


# lpforms -f letterhead -A write -Q 5 -W 10


例 10–20 要求警告が送られないように設定する

次の例は、 invoice フォームに関して要求警告が送られないように設定する方法を示しています。


# lpforms -f invoice -A none