LP 印刷サービスはデフォルトで、BSD 印刷プロトコルと生の TCP を使用してプリンタと通信します。プリンタのマニュアルには、使用するプロトコルについての情報が提供されています。一般に、プリンタに使用するのは TCP プロトコルです。
デバイス URI プロトコルが Solaris 10 5/08 リリースで導入されました。このプロトコルを使用するとリモートプリンタにアクセスできます。lpadmin コマンドまたは Solaris 印刷マネージャーを使用してネットワーク接続プリンタを追加するときに、device-uri を指定できます。
BSD プロトコルを選択するには、次のように入力します。
lpadmin -p printer-name -o protocol=bsd |
TCP プロトコルを選択するには、次のように入力します。
lpadmin -p printer-name -o protocol=tcp |
選択したプロトコルが BSD 印刷プロトコルの場合、さらにコントロールファイルをプリンタに送信する順番を選択できます。一部のプリンタは、コントロールファイルの後にデータファイルという順番を仮定します。その逆を仮定するプリンタもあります。詳しくは、プリンタベンダーのマニュアルを参照してください。デフォルトでは、コントロールファイルを先に送信します。
順番を選択するには、次のコマンドのいずれかを入力します。
lpadmin -p printer-name -o bsdctrl=first |
lpadmin -p printer-name -o bsdctrl=last |