ppdmgr ユーティリティーを使用してシステムに PPD ファイルを追加する場合、または PPD キャッシュファイルの更新を要求する場合は、リポジトリを指定できます。「リポジトリ」とは、PPD ファイル情報が格納されるディレクトリのことです。システム上に複数の PPD ファイルリポジトリが存在できます。サードパーティーベンダーから提供される PPD ファイルは、vendor リポジトリに格納されます。システム管理者によって追加される PPD ファイルは、admin リポジトリに格納できます。
PPD ファイルが格納されるシステム上の場所を次に示します。
Oracle Solaris とともに提供される PPD ファイルは、system リポジトリに格納されます。
ppdmgr -a コマンドまたは lpadmin -n コマンドを使用して手動で追加される PPD ファイルは、user リポジトリに格納されます。
ppdmgr ユーティリティーを -R オプションとともに使用して手動で追加される PPD ファイルは、このオプションで指定するリポジトリに格納されます。
all リポジトリは、システム上のすべてのリポジトリを指定するために使用されます。all リポジトリを指定できるのは、ppdmgr コマンドの -u または -r オプションを使用して PPD キャッシュファイルの更新または再作成を要求する場合です。リポジトリが指定されていない場合、デフォルトリポジトリは user です。詳細は、「ppdmgr ユーティリティーを使用して PPD キャッシュファイルを更新または再作成する方法」を参照してください。
ppdmgr ユーティリティーを -a オプションとともに使用してシステムに PPD ファイルを追加する場合は、all リポジトリを指定できません。詳細は、「PPD ファイルリポジトリ」を参照してください。