Solaris のシステム管理 (印刷)

ProcedureLP 印刷コマンドを使用してプリンタの障害警告を設定する方法

  1. 印刷サーバーにスーパーユーザーまたは lp としてログインするか、同等の役割になります。

  2. プリンタに障害警告を設定します。


    # lpadmin -p printer-name -A alert [-W minutes]
    -p printer-name

    プリンタ障害の警告を指定するプリンタ名を指定します。

    -A alert

    プリンタ障害が起きたときに出される警告の種類を指定します。有効な値は mailwritequiet などです。

    -W minutes

    障害警告が出される間隔 (分単位) を指定します。このオプションを指定しなければ、警告は一度だけ送られます。

  3. 障害警告が正しく送信されたかどうかを検証します。


    # lpstat -p printer-name -l
    

例 6–6 プリンタの障害警告を設定する

次の例は、プリンタ mars の障害警告をユーザー joe に電子メールで送信する設定方法を示しています。通知は 5 分ごとに送信されます。


# lpadmin -p mars -A 'mail joe' -W 5

次の例は、プリンタ venus の障害警告をコンソールウィンドウに送信する設定方法を示しています。通知は 10 分ごとに送信されます。


# lpadmin -p venus -A write -W 10

次の例は、プリンタ mercury の障害警告を停止する方法を示しています。


# lpadmin -p mercury -A none

次の例は、プリンタ venus の障害が解決するまで、障害警告を停止する方法を示しています。


# lpadmin -p venus -A quiet