Solaris のシステム管理 (印刷)

LP 印刷コマンドを使用したプリンタ障害警告の設定

事前に選択しておくと、LP 印刷サービスはプリンタ障害を検出したときに通知できます。プリンタの障害通知を受け取る方法として、次のいずれかの方法を、lpadmin -A コマンドまたは Solaris 印刷マネージャーを使用して選択することができます。

ただし、lpadmin -A コマンドを使用すると、選択したプログラムで指定されるメッセージを受信するようにすることもできます。また、lpadmin -A コマンドで、すでに知っているエラーに関する通知を選択的に抑制することもできます。

障害通知を配信するプログラムを指定しなければ、障害警告の内容は事前に定義済みのメッセージになります。このメッセージは、プリンタが印刷を停止しており、解決が必要であることを示します。

次の表は、lpadmin -A コマンドでプリンタに設定できる警告値を示しています。 これらの警告値は、印字ホイール、フォントカートリッジ、フォームについても設定できます。

表 6–4 プリンタ障害の警告値

-A alert の値

説明 

'mail [username]'

警告メッセージを、印刷サーバー上の rootlp、または、指定したユーザー名 username に電子メールで送信します。

'write [user-name]'

警告メッセージを、印刷サーバー上の rootlp のコンソールウィンドウ、または指定したユーザー名 username のコンソールウィンドウに送信します。指定したユーザーが警告メッセージを受け取るには、印刷サーバーにログインしている必要があります。

'command'

警告ごとに指定の command ファイルを実行します。環境変数とカレントディレクトリは保存され、ファイルの実行時に復元されます。

quiet

障害が解決されるまで警告を停止します。この値は、ユーザー (root または指定したユーザー) が繰り返し警告を受け取るときに使用します。

none

警告を送信しません。プリンタの障害警告を指定しない場合は、これがデフォルト値です。