Solaris のシステム管理 (印刷)

Procedureプリンタを使用可能または使用不可にする方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 印刷要求の印刷を停止します。


    # disable [-c | -W] [-r "reason"] printer-name
    
    disable

    現在のジョブを取り消してから、プリンタを使用不可にします。現在のジョブは保存され、プリンタが使用可能になると、印刷が再開されます。

    -c

    現在のジョブを取り消してから、プリンタを使用不可にします。現在のジョブが後から印刷されることはありません。

    -W

    現在のジョブが終了するまで待ってからプリンタを使用不可にします。

    -r "reason"

    プリンタが使用不可になった理由をユーザーに示します。理由は格納され、ユーザーが lpstat -p コマンドを使用してプリンタの状態をチェックすると表示されます。

    printer-name

    印刷要求の印刷を停止するプリンタ名を指定します。


    注 –

    プリンタのクラスを使用可能または使用不可にすることはできません。個々のプリンタのみを使用可能または使用不可にすることができます。


  3. 印刷要求の印刷を開始します。


    # enable printer-name
    
  4. プリンタが使用可能になっていることを確認します。


    # lpstat -p printer-name
    

例 8–5 プリンタを使用可能または使用不可にする

次の例は、プリンタ luna 上の現在のジョブを停止し、あとから印刷できるように保存して、プリンタが印刷要求の印刷を停止した理由を表示する方法を示しています。


# disable -r "changing the form" luna

次の例は、プリンタ luna で印刷要求の印刷を開始する方法を示しています。


# enable luna
printer "luna" enabled