cancel コマンドを使用して、印刷待ち行列にある印刷要求を取り消したり、印刷中のジョブを取り消したりできます。
cancel コマンドには、次の 3 つの使用方法があります。
cancel コマンドを使用すると、要求が取り消されたことと、待ち行列内の次の要求が印刷されることを示すメッセージが表示されます。
次の条件に当てはまるユーザーだけが、印刷要求を取り消すことができます。
要求を出したユーザーで、かつ要求を出したシステムにログインしている場合。
任意のクライアントシステムから要求を出したユーザーで、かつ印刷サーバーの /etc/printers.conf ファイルでプリンタに user-equivalence オプションが構成されている場合。
印刷サーバーにスーパーユーザーまたは lp としてログインしているか、同等の役割になっている場合。
特定の要求を取り消すには、その要求 ID を知る必要があります。要求 ID は必ず、プリンタ名、ハイフン、印刷要求番号から構成されています。たとえば、luna-185 となります。
印刷要求を出すと、要求 ID が表示されます。印刷要求 ID を忘れた場合は、-o printer オプションを指定して lpstat コマンドを使用すると ID を調べることができます。