Solaris のシステム管理 (印刷)

LP 印刷サービスの説明

LP 印刷サービス」とは、ユーザーが作業を続けながらファイルを印刷できるようにするソフトウェアユーティリティーの集合です。当初、印刷サービスは「LP スプーラ」と呼ばれていました。「LP」はラインプリンタを意味しますが、現在ではレーザプリンタなどのさまざまな種類のプリンタも含まれます。「スプール」は、Simultaneous Peripheral Operations Online の頭文字です。

「LP 印刷サービス」は、LP 印刷サービスソフトウェア、システム管理者が提供する印刷フィルタ、およびハードウェア (プリンタ、システム、ネットワーク接続など) からなっています。

Solaris 10 5/08: LP 印刷クライアントのコマンドは、PAPI を利用して Solaris LP (lpsched)、RFC-1179 (BSD/LPD プロトコル)、および IPP ベースのサーバーと対話します。IPP サポートは、ネイティブな IPP サービスを使用して CUPS サーバーと対話できます。この API サポートが導入されたことで、BSD および SysV の一般的な印刷コマンドのいくつかは、PAPI インタフェースを使用するようになりました。その結果、新しいコマンドの実装は、さまざまな既存の印刷サービスと対話できます。この開発の一部には、IPP のサーバー側サポートが含まれています。このサポートもこの API の階層の上に置かれています。このサポートは、一連のプロトコル固有ライブラリおよび Apache モジュール (バージョン 1 および 2) として実装されます。印刷コマンドの実装と同様に、IPP 待機サービスも、PAPI をサポートしている任意の印刷サービスで使用できます。RFC-1179 のサーバー側サポートも PAPI の階層の上に置かれています。

LP 印刷サービスの詳細については、「LP 印刷サービス」を参照してください。