印刷サーバーで、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
印字ホイールまたはフォントカートリッジの装着を促す警告を設定します。
# lpadmin -S hard-charset -A alert [-Q requests] [-W minutes] |
警告を設定したい印字ホイールまたはフォントカートリッジの、プリンタに装着する文字セット名を指定する
印字ホイールまたはフォントカートリッジが要求されたときに出される警告の種類を指定する。alert の有効値については、表 6–5 を参照してください。有効な値は mail、write、quiet などです。
mail または write を指定すると、特定の印字ホイールまたはフォントカートリッジの装着を促す、あらかじめ定義された警告メッセージが表示される。この警告メッセージには、この印字ホイールまたはフォントカートリッジを使用するように設定されている 1 つ以上のプリンタ名が含まれる
この印字ホイールまたはフォントカートリッジを必要とする印刷要求がいくつ待ち行列に入ったら警告を出すかを指定する。このオプションを指定しなければ、待ち行列に印刷要求が 1 つ入っただけで警告が出される
警告が出される間隔 (分単位) を指定する。このオプションを指定しなければ、警告は一度だけ送られる
詳細は、lpadmin(1M) のマニュアルページを参照してください。
警告は、印刷サーバーの /etc/lp/pwheels/charset-name/alert.sh ファイルに追加されます。
次のコマンドの出力をチェックして、印字ホイールまたはフォントカートリッジの装着を促す警告が追加されているかどうかを確認します。
# lpadmin -S hard-charset -A list |
あるいは、警告を出すまでの印刷要求の数を低く設定した場合、最低限の条件を満たす印刷要求を出してみます。印字ホイールまたはフォントカートリッジの装着を促す警告を受け取ることを確認します。
次の例は、印刷待ち行列に elite 印字ホイールに対する 10 の印刷要求があるとき、elite に関して 5 分間隔で電子メールで警告が送られるように設定する方法を示しています。
# lpadmin -S elite -A mail -Q 10 -W 5 |
次の例は、印刷待ち行列に finnish フォントカートリッジに対する 5 つの印刷要求があるときに、finnish に関して 1 分間隔で電子メールで警告が送られるように設定する方法を示しています。
# lpadmin -S finnish -A mail -Q 5 -W 1 |
次の例は、elite 印字ホイールについての警告が送られないように設定する方法を示します。
# lpadmin -S elite -A none |