Solaris のシステム管理 (印刷)

スプーリング空間

「スプーリング空間」とは、印刷待ち行列内で要求を格納し、処理するためのディスク空間です。スプーリング空間は、どのシステムを印刷サーバーとして指定するかを決定する場合の唯一重要な要素です。ユーザーがファイルの印刷要求を出すと、それらのファイルは印刷が完了するまで /var/spool/lp ディレクトリに格納されます。/var ディレクトリのサイズは、ディスクのサイズとディスクのパーティション分割方法によって異なります。スプーリング空間は、印刷サーバーの /var ディレクトリに割り当てられるか、ファイルサーバーからマウントされてネットワーク上でアクセスされます。


注 –

/var が別のファイルシステムとして作成されていない場合、/var ディレクトリはルート (/) ファイルシステムの空間を使用します。印刷サーバーのルート (/) ファイルシステムは、容量が不足する可能性があります。