prototype ファイル内のパッケージオブジェクトに、目的のクラス名を割り当てます。
たとえば、application および manpage クラスへのオブジェクトの割り当ては、次のような内容です。
f manpage /usr/share/man/manl/myappl.1l f application /usr/bin/myappl |
pkginfo ファイル内の CLASSES パラメータを変更し、パッケージで使用するクラス名を追加します。
たとえば、application および manpage クラスのエントリは次のような内容です。
CLASSES=manpage application none |
none クラスは、CLASSES パラメータの定義での出現位置に関係なく、常に最初にインストールされて、最後に削除されます。
sed、awk、 build のいずれかのクラスに属するファイルのクラスアクションスクリプトを作成している場合は、パッケージオブジェクトを含むディレクトリを、現在の作業用ディレクトリにします。
クラスアクションスクリプトまたはパッケージオブジェクト (sed、awk、または build クラスに属すファイルの場合) を作成します。
たとえば、application という名前のクラスに対するインストールスクリプトは i.application という名前にし、削除スクリプトは r.application という名前にします。
あるファイルがクラスアクションスクリプトを持つクラスの一部である場合、スクリプトはそのファイルをインストールする必要があります。pkgadd コマンドは、クラスアクションスクリプトが存在するファイルをインストールしませんが、インストールを検証します。また、クラスを定義しても、クラスアクションスクリプトを提供しないと、そのクラスに対して行われるアクションは、インストールメディアからターゲットシステムへのコンポーネントのコピーだけです (pkgadd のデフォルトの動作)。
次のいずれかの作業を完了します。
prototype ファイルを作成していない場合は、「pkgproto コマンドを使用して prototype ファイルを作成する方法」の手順を完了し、手順 7 に進んでください。
prototype ファイルをすでに作成している場合は、それを編集し、前の手順で作成した各インストールスクリプトのエントリを追加します。
パッケージを構築します。
必要な場合は、「パッケージの構築方法」を参照してください。
パッケージを構築したあと、実際にインストールして、正しくインストールされることを確認し、整合性を検証します。第 4 章パッケージの確認と転送では、この作業について説明し、検証済みのパッケージを配布媒体に転送する方法の手順を示します。