アプリケーションパッケージ開発者ガイド

pkginfo の長形式のパラメータの説明

次の表で、各パッケージで表示できるパッケージパラメータについて説明します。パラメータとその値は、パラメータに値が割り当てられている場合にのみ表示されます。

表 4–2 パッケージパラメータ

パラメータ 

説明 

ARCH

パッケージがサポートするアーキテクチャー。 

BASEDIR

ソフトウェアパッケージが常駐するベースディレクトリ (パッケージが再配置可能な場合に表示されます)。 

CATEGORY

パッケージがメンバーであるソフトウェアのカテゴリ (たとえば、systemapplication)。

CLASSES

パッケージに定義されているクラスのリスト。リストの順序で、クラスのインストール順序が決まります。最初にリストされているクラスが、最初にインストールされます (メディア単位)。このパラメータは、request スクリプトによって変更される場合があります。  

DESC

パッケージを説明するテキスト。 

EMAIL

ユーザー照会のための電子メールアドレス。 

HOTLINE

パッケージについてのホットラインヘルプを受け取る方法についての情報。 

INTONLY

NULL 以外の値に設定されている場合は、パッケージを対話形式でのみインストールする必要があることを示します。 

ISTATES

パッケージのインストールに対する許容可能な実行状態のリスト (S s 1 など)。

MAXINST

マシン上で同時に許可する必要のあるパッケージインスタンスの最大数。デフォルトでは、1 つのパッケージインスタンスのみが許可されます。 

NAME

パッケージ名。通常は、パッケージの省略名を説明するテキスト。 

ORDER

媒体に格納する順序を定義するクラスのリスト。パッケージを作成する際に pkgmk コマンドで使用されます。このパラメータで定義されていないクラスは、標準の順序付け手順を使用して媒体に格納されます。

PKGINST

インストールされているパッケージの省略名。 

PSTAMP

パッケージの製造スタンプ。 

RSTATES

パッケージの削除に対する許容可能な実行状態のリスト (S s 1 など)。

ULIMIT

このパラメータが設定されると、ulimit コマンドに引数として渡されます。これにより、インストールの間にファイルの最大サイズが設定されます。これは、手続きスクリプトによって作成されるファイルに対してのみ適用されます。

VENDOR

ソフトウェアパッケージの提供ベンダーの名前。 

VERSION

パッケージのバージョン。  

VSTOCK

ベンダー提供のストック番号。 

pkginfo コマンドの詳細については、pkginfo(1) のマニュアルページを参照してください。