非アクティブなブート環境のボリュームを操作するには、Solaris ボリュームマネージャーのコマンドではなく lucreate コマンドを使用します。Solaris ボリュームマネージャーソフトウェアにはブート環境に関する考慮はありませんが、 lucreate コマンドでは、ブート環境を誤って破棄しないように確認が行われます。たとえば、lucreate では、Solaris ボリュームマネージャーのボリュームの上書きや削除が防止されます。
ただし、Solaris ボリュームマネージャーを使って複雑な連結、ストライプ、ミラーなどを作成した場合、それらのボリュームコンポーネントの操作には Solaris ボリュームマネージャーを使用する必要があります。Solaris Live Upgrade では、これらのコンポーネントを認識して使用できます。Solaris ボリュームマネージャーのコマンドでボリュームコンポーネントを作成、変更、または破棄する前に、lustatus コマンドまたは lufslist コマンドを実行してください。これらのコマンドを使用すると、Solaris Live Upgrade ブート環境で使用されているファイルシステムがどの Solaris ボリュームマネージャーボリュームに置かれているかを確認できます。