Solaris 10 10/08 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

x86: GRUB メニューを使ったブート環境のアクティブ化

GRUB メニューでもブート環境間での切り替えを行うことができます。GRUB メニューは、luactivate コマンドによるアクティブ化 (ブート) に代わるものです。次の表に、GRUB メニューを使用するときの注意と制限を示します。

表 5–3 x86: GRUB メニューを使ったアクティブ化の概要

作業 

説明 

詳細 

注意

ブート環境をアクティブ化したあとは、BIOS ディスク順序を変更しないでください。この順序を変更すると、GRUB メニューが無効になる可能性があります。この問題が発生した場合は、ディスク順序を元の順序に変更すれば、GRUB メニューが修正されます。 

 

ブート環境のはじめてのアクティブ化 

ブート環境をはじめてアクティブ化する場合は、luactivate コマンドを使用する必要があります。次回のブート時には、そのブート環境の名前が GRUB メインメニューに表示されます。それにより、GRUB メニューで適切なエントリを選択して、このブート環境に切り替えることができます。

「ブート環境をアクティブにする」

ファイルの同期 

はじめてブート環境をアクティブ化すると、現在のブート環境と新しいブート環境の間でファイルが同期されます。以降のアクティブ化では、ファイルは同期されません。GRUB メニューを使ってブート環境間で切り替えを行なった場合も、ファイルは同期されません。-s オプションを指定して luactivate コマンドを使用すると、強制的に同期処理を実行できます。

「ブート環境をアクティブにしてファイルを同期させる」

Solaris 10 1/06 リリースより前に作成されたブート環境

ブート環境が Solaris 8、9、または 10 3/05 リリースで作成されている場合、このブート環境は、必ず luactivate コマンドを使ってアクティブ化する必要があります。これらの古いブート環境は、GRUB メニューには表示されません。

「ブート環境をアクティブにする」

GRUB メニューエントリの編集またはカスタマイズ 

menu.lst ファイルには、GRUB メニューに表示される情報が含まれています。このファイルは、次の理由のために修正することができます。

  • Solaris OS 以外のオペレーティングシステムのために GRUB メニューエントリに追加する。

  • ブート動作をカスタマイズする。たとえば、ブートを詳細モードに変更したり、自動的に OS をブートするデフォルトの時間を変更したりできます。


注 –

GRUB メニューを変更する場合は、menu.lst ファイルを見つける必要があります。詳細な手順については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 13 章「Solaris ブートアーカイブの管理 (手順)」を参照してください。



注意 – 注意 –

Solaris Live Upgrade エントリを変更する場合は、GRUB menu.lst ファイルを使用しないでください。変更すると、Solaris Live Upgrade が失敗する可能性があります。menu.lst ファイルを使用してブート動作をカスタマイズすることはできますが、推奨されるカスタマイズの方法は eeprom コマンドを使用することです。menu.lst ファイルを使用してカスタマイズすると、ソフトウェアのアップグレード中に Solaris OS エントリが変更される場合があります。ファイルへの変更は失われる可能性があります。