問題が発生する場合は、アクティブ化とリブートを行なって元のブート環境にすぐにフォールバックできます。元のブート環境をバックアップして復元するよりも、フォールバックの方がはるかに時間がかかりません。ブートに失敗した新しいブート環境は保存されるので、障害を解析できます。フォールバックを実行できるのは、luactivate を使用して新しいブート環境をアクティブにしたブート環境だけです。
以前のブート環境に戻すには、次の手順に従います。
問題 |
動作 |
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新しいブート環境は正常にブートしたが、結果に満足できない。 |
luactivate コマンドに以前のブート環境の名前を指定して実行し、リブートします。 x86 のみ – Solaris 10 1/06 以降のリリースでは、GRUB メニューにある元のブート環境を選択して戻すことができます。元のブート環境と新しいブート環境は、GRUB ソフトウェアに基づいている必要があります。GRUB メニューからブートすると、古いブート環境と新しいブート環境の間でファイルは同期されません。ファイルの同期の詳細については、「ブート環境間での強制的な同期」を参照してください。 |
新しいブート環境がブートしない。 |
戻すブート環境をシングルユーザーモードでブートし、luactivate コマンドを実行し、リブートします。 |
シングルユーザーモードでブートできない。 |
次のいずれかの操作を実行します。
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フォールバックの手順については、第 6 章障害回復: 元のブート環境へのフォールバック (作業)を参照してください。
図 2–11 に、リブートして戻したときにブート環境が切り替わる様子を示します。