Solaris 10 5/09 の概要

システム資源の機能拡張

Solaris 10 5/09 リリースでは、次のシステム資源機能と拡張機能が追加されました。

ゾーンの複製時に ZFS クローンを使用するために追加されたサポート

ソースとターゲットのゾーンパスがどちらも ZFS 上に存在し、同じプール内にある場合、ソースのゾーンパスのスナップショットが作成され、zoneadm clone では ZFS を使用してゾーンが複製されます。

ZFS を複製するように指定する代わりに、ZFS ゾーンパスをコピーするように指定することができます。ソースとターゲットのゾーンパスがどちらも ZFS 上に存在しないか、一方だけが ZFS 上に存在する場合、複製処理では既存のコピー手法が使用されます。

どの場合でも、ZFS クローンを使用できないときには、ソースのゾーンパスからターゲットのゾーンパスにデータがコピーされます。

詳細については、次を参照してください。

zoneadm attach -b オプション

ゾーンの接続時にゾーンから除去する公式パッチまたは IDR (Interim Diagnostics Relief) パッチを指定するには、-b オプションを使用します。このオプションは、SVR4 パッケージを使用するゾーンブランドだけに適用されます。

詳細については、次を参照してください。