システム構成情報を事前設定するには、2 つの方法があります。システム構成情報は次の場所に設定できます。
sysidcfg ファイル (リモートシステムまたはフロッピーディスク上)
sysidcfg ファイルに name_service オプションを指定すると、Solaris OS のインストール中にネームサービスが自動的に設定されます。この設定は、site.xml にすでに設定されている SMF サービスより優先されます。このため、インストール後にネームサービスの再設定が必要になる場合があります。
自分のサイトで使用しているネームサービスデータベース
サイトで DHCP を使用している場合は、サイトの DHCP サーバーで一部のシステム情報の事前構成を行うこともできます。DHCP サーバーを使ってシステム情報の事前構成を行う方法の詳細については、「DHCP サービスによるシステム構成情報の事前設定 (作業)」を参照してください。
次の表を使って、システム構成情報の事前設定に sysidcfg ファイルを使用するかネームサービスデータベースを使用するかを決定してください。
表 3–1 システム構成情報を事前設定するための方法| 
 事前設定できるシステム構成情報  | ||
|---|---|---|
| 
 はい  | 
 はい  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい この情報はシステムに固有なため、各システム用に異なる sysidcfg ファイルを作成するよりも、ネームサービスを編集してください。  | 
 はい  | 
|
| 
 はい この情報はシステムに固有なため、各システム用に異なる sysidcfg ファイルを作成するよりも、ネームサービスを編集してください。  | 
 はい  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 インストールプログラムとデスクトップで表示する言語 (ロケール)  | 
 はい  | 
 NIS または NIS+ の場合、可能 DNS または LDAP の場合、不可  | 
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 はい  | 
|
| 
 はい  | 
 はい  | 
|
| 
 いいえ Solaris インストールプログラムを使ってこの情報を設定できますが、その際に sysidcfg ファイルやネームサービスは使用できません。  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 はい  | 
 いいえ  | 
|
| 
 SPARC: Power Management (autoshutdown) sysidcfg ファイルやネームサービスを通して Power Management の事前構成を行うことはできません。詳細は、「SPARC: Power Management 情報の事前設定」を参照してください。  | 
 いいえ  | 
 いいえ  |