Solaris 10 10/09 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

Procedurepkgadd コマンドを使用して Solaris Live Upgrade をインストールする方法

パッケージをインストールするには、インストール DVD または CD にある liveupgrade20 コマンドか、pkgadd コマンドを使用します。liveupgrade20 コマンドを使用する場合は、Java ソフトウェアが必要です。システムに Java ソフトウェアがインストールされていない場合は、pkgadd コマンドを使用してパッケージをインストールする必要があります。詳細については、SunSolve Infodoc を参照してください。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 既存の Solaris Live Upgrade パッケージを削除します。

    3 つの Solaris Live Upgrade パッケージ SUNWluuSUNWlur、および SUNWlucfg は、Solaris Live Upgrade を使ってアップグレードまたはパッチを適用するのに必要なソフトウェアを構成します。これらのパッケージには、既存のソフトウェア、新しい機能、およびバグ修正が含まれています。Solaris Live Upgrade を使用する前に、既存パッケージを削除しないで新しいパッケージをシステムにインストールすると、ターゲットリリースへのアップグレードまたはパッチ適用は失敗します。SUMWlucfg パッケージは、Solaris 10 8/07 以降のリリースの新機能です。Solaris 10 8/07 より前のリリースから Solaris Live Upgrade パッケージを使用する場合は、このパッケージを削除する必要はありません。


    # pkgrm SUNWlucfg SUNWluu SUNWlur
    
  3. 次の順序でパッケージをインストールします。


    # pkgadd -d path_to_packages SUNWlucfg SUNWlur SUNWluu   
    
    path_to_packages

    ソフトウェアパッケージのあるディレクトリの絶対パスを指定します。

  4. 指定したパッケージが正常にインストールされていることを確認します。


    # pkgchk -v SUNWlucfg SUNWlur SUNWluu