パッケージをインストールするには、インストール DVD または CD にある liveupgrade20 コマンドを使用します。liveupgrade20 コマンドを使用する場合は、Java ソフトウェアが必要です。システムに Java ソフトウェアがインストールされていない場合は、pkgadd コマンドを使用してパッケージをインストールする必要があります。詳細については、SunSolve Infodoc を参照してください。
この手順では、システムでボリュームマネージャーを実行していると仮定しています。ボリュームマネージャーを使用したリムーバブルメディアの管理の詳細は、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』を参照してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
既存の Solaris Live Upgrade パッケージを削除します。
3 つの Solaris Live Upgrade パッケージ SUNWluu、SUNWlur、および SUNWlucfg は、Solaris Live Upgrade を使ってアップグレードまたはパッチを適用するのに必要なソフトウェアを構成します。これらのパッケージには、既存のソフトウェア、新しい機能、およびバグ修正が含まれています。Solaris Live Upgrade を使用する前に、既存パッケージを削除しないで新しいパッケージをシステムにインストールすると、ターゲットリリースへのアップグレードまたはパッチ適用は失敗します。SUMWlucfg パッケージは、Solaris 10 8/07 以降のリリースの新機能です。Solaris 10 8/07 より前のリリースから Solaris Live Upgrade パッケージを使用する場合は、このパッケージを削除する必要はありません。
# pkgrm SUNWlucfg SUNWluu SUNWlur |
Solaris Operating System DVD または Solaris SOFTWARE - 2 CD を挿入します。
インストーラを実行します。
Solaris Operating System DVD を使用している場合は、インストーラのあるディレクトリに移動し、インストーラを実行します。
# cd /cdrom/cdrom0/Solaris_10/Tools/Installers # ./liveupgrade20 |
Solaris インストールプログラムの GUI が表示されます。スクリプトを使用する場合は、-noconsole オプションと -nodisplay オプションを使用することで、GUI が表示されるのを防ぐことができます。
Solaris SOFTWARE - 2 CD を使用している場合は、インストーラを実行します。
% ./installer |
Solaris インストールプログラムの GUI が表示されます。
「インストール形式の選択 (Select Type of Install)」パネルで「カスタム (Custom)」をクリックします。
「ロケールの選択 (Locale Selection)」パネルで、インストールする言語をクリックします。
インストールするソフトウェアを選択します。
DVD の場合、「コンポーネントの選択 (Component Selection)」パネルの「次へ (Next)」をクリックしてパッケージをインストールします。
CD の場合、「製品の選択 (Product Selection)」パネルの Solaris Live Upgrade の項目で「デフォルトインストール (Default Install)」をクリックします。また、ソフトウェアの選択を解除するには、ほかの製品をクリックします。
Solaris インストールプログラムの指示に従って、ソフトウェアをインストールします。
必要なパッチをインストールする準備が整いました。