Oracle Solaris 10 9/10 リリースでは、次のデバイス管理機能が追加されました。
iSER (iSCSI Extensions for RDMA) は、データ転送フェーズを RDMA (リモート DMA) 処理にマップすることで、iSCSI プロトコルの速度を向上させます。その結果、iSER イニシエータは高いデータ転送速度で iSER ターゲットに対するデータの読み書きができ、TCP/IP を使用する iSCSI に比べて、CPU 使用率が比較的低くなります。
詳細は、iser(7D) のマニュアルページを参照してください。
このリリースでは、hotplug コマンドを使用して、PCI EXPRESS (PCIe) および PCI SHPC (Standard Hot Plug Controller) デバイス上のホットプラグ可能な接続を管理できます。この機能は、USB や SCSI バスなど、他の種類のバスではサポートされていません。
以前のリリースと同様に、cfgadm コマンドを使用すれば、ホットプラグ可能な USB や SCSI デバイスを引き続き管理できます。このリリースで hotplug コマンドを使用する利点は、操作を有効または無効にできることに加えて、hotplug コマンドがサポート対象の PCI デバイスに対してオフライン機能とオンライン機能を提供できることです。
詳細は、『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』を参照してください。
AAC RAID 電源管理は、Adaptec ハードウェア RAID カードによって提供されるインテリジェントパワーマネジメントをサポートする AAC ドライバの新しい機能です。この機能によって RAID ディスクの消費電力が削減されます。
Adaptec ハードウェア RAID カードの詳細については、http://www.adaptec.com/en-us/ を参照してください。