この章では、ドキュメントについて知られている問題を説明します。
『Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)』の「プロジェクトの作業セットサイズの決定」 の節では、次の文に表記の誤りがあります。
While the cap on user1 is 6 s, in every 5-second sample interval the RSS decreases and I/O increases as rcapd pages out some of the workload's memory. |
これは、次のように読み替えてください。
While the cap on user1 is 6 gigabytes, in every 5-second sample interval the RSS decreases and I/O increases as rcapd pages out some of the workload's memory. |
luupgrade(1M) コマンドのマニュアルページには、不正な相互参照が含まれています。
luupgrade コマンドの —k オプションの使用方法の説明の中で、autoreg_file の有効なキーワードを sysidcfg(4) のマニュアルページで参照できると記述されていますが、これは誤りです。
autoreg_file ファイルで使用されるキーワードと sysidcfg ファイルで使用されるキーワードは同じではありません。
autoreg_file ファイルで使用する有効なキーワードの正確な情報については、「Oracle Solaris 自動登録」を参照してください。
本書には、Oracle Solaris パッチリストは記載されていません。Oracle Solaris 10 9/10 リリースのパッチリストについては、『Oracle Solaris 10 9/10 Patch List 』を参照してください。
Solaris 10 8/07 リリース以降、Oracle Solaris OS では 2 つの hosts ファイルを個別に持つことはなくなりました。/etc/inet/hosts ファイルが、IPv4 エントリと IPv6 エントリの両方を含む単一の hosts ファイルになりました。IPv4 エントリを 2 つのホストファイルで管理して常に同期を行う必要がなくなります。/etc/inet/ipnodes ファイルは、下位互換性のために、/etc/inet/hosts ファイルへの同名のシンボリックリンクに置き換えられています。詳細は、hosts(4) のマニュアルページを参照してください。NIS クライアントとサーバーは、IPv4 または IPv6 のどちらかの RPC トランスポートを使用して通信することができます。
Solaris 10 8/07 リリース以降では、ドキュメントはスウェーデン語に翻訳されなくなります。最新の情報については、http://docs.sun.com/ で英語版のドキュメントを参照してください。
Application Server のドキュメントでは、Java DB データベースが「Derby」と記述されています。現在、「Derby」という記述は必ず Java DB を指しています。このデータベースは /usr/appserver/javadb にインストールされます。
Oracle Solaris 10 OS 以降、Supplement CD は存在しなくなりました。これまで Supplement CD に収録されていたドキュメントは、http://docs.sun.com で参照できるようになりました。残された内容は、Oracle Solaris キット内のほかの場所に収録されています。
S2io 社は、社名を Neterion に変更しました。Oracle Solaris 10 のドキュメントおよびマニュアルページで S2io に関する記述は、すべて Neterion と読み替えてください。