Oracle Solaris 10 9/10 ご使用にあたって

始める前に

ここでは、Oracle Solaris 10 OS のインストールまたは Oracle Solaris 10 OS へのアップグレードを行う前に知っておく必要がある重要な問題点について説明します。このような問題点による影響で、インストールやアップグレードが正常に完了しない場合があります。ここで説明する問題点が使用しているシステムに該当する場合は、インストールやアップグレードを行う前に、推奨される回避方法を実行する必要があります。

Oracle Solaris Live Upgrade および Oracle Solaris ゾーン

Solaris 10 8/07 リリース以降では、Oracle Solaris ゾーンに Oracle Solaris Live Upgrade を使用できます。この詳細は、InfoDoc 206844 (http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-61-206844-1) を参照してください。

Oracle Solaris Live Upgrade の制限

Oracle Solaris Live Upgrade が正しく動作するためには、使用する OS バージョンに特定のパッチリビジョンのセットをインストールする必要があります。http://sunsolve.sun.com を参照して、最新のパッチリストを使用しているかどうか確認してください。Oracle Solaris 10 9/10 リリースには、Oracle Solaris Live Upgrade に関する次の制限事項があります。

これらのパッチには、新しい p7zip 機能が備わっています。Oracle Solaris 10 9/10 へのアップグレードをサポートするには、Oracle Solaris Live Upgrade に p7zip 機能が必要です。


注 –

Oracle Solaris Live Upgrade を使用する前に、Infodoc 206844 (http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-61-206844-1) に記載された、ライブブート環境に最低限必要なパッチ情報を参照してください。


ZFS ファイルシステムのゾーンルートでの Oracle Solaris Live Upgrade の使用

Oracle Solaris 10 9/10 リリースには、ZFS ルートファイルシステムをインストールし、ZFS 上にゾーンルートを構成する機能が備わっています。通常、ゾーンルートは必要に応じて ZFS 上に作成および構成することができます。ZFS とゾーンの構成で Oracle Solaris Live Upgrade を使用する場合は、次の情報を確認してください。

Oracle Solaris 10 9/10 リリースでアップグレードまたはパッチ適用されるサポートされているゾーン構成の詳細については、『Oracle Solaris ZFS Administration Guide』「Migrating a UFS Root File System to a ZFS Root File System (Oracle Solaris Live Upgrade)」を参照してください。

これらの構成の設定方法の詳細は、『Oracle Solaris ZFS 管理ガイド』「ZFS をサポートするための Oracle Solaris インストールと Oracle Solaris Live Upgrade の要件」を参照してください。

ZFS ルートファイルシステムへの移行を開始する場合、または ZFS ルートファイルシステムが含まれているシステムでゾーンを設定する場合は、この章に記載された情報をよく確認してから行なってください。推奨手順に正確に従って ZFS ルートファイルシステムが含まれているシステムにゾーンを設定して、そのシステムで確実に Oracle Solaris Live Upgrade を使用できるようにしてください。

ラベル付きゾーンが構成された Oracle Solaris Trusted Extensions 機能のアップグレード

Trusted Extensions が構成された Oracle Solaris システムでは、非大域ゾーンが使用されます。これらのシステムのアップグレード方法は、ゾーンを使用する Oracle Solaris システムのアップグレード方法と同じであり、注意事項も同じです。

SPARC および x86 互換マシン上のミニルートへのパッチの適用

SPARC および x86 マシン上のミニルートにパッチを適用する場合に、C ターゲット指定子を指定して -patchadd を使用する手順が変更されています。変更後の手順では、ミニルートを展開し、パッチを適用してから、ミニルートを再度パッケージ化する必要があります。

詳細な手順については、次のトピックを参照してください。

Oracle Solaris 10 リリースの Oracle Solaris Data Encryption Supplement

Solaris 10 8/07 リリース以降、Oracle Solaris 10 OS ソフトウェアには Oracle Solaris Data Encryption Supplement パッケージがデフォルトで含まれています。これらのパッケージをダウンロードしてインストールする必要はなくなりました。

Oracle Solaris 10 9/10 リリース用の GNOME ディスプレイマネージャーパッチをインストールするときに必要な追加手順

次のパッチは、CR 6277164 および CR 6214222 で報告されている問題を解決するためのパッチです。

次の節では、それら報告済みの問題を完全に解決するために必要な追加手順について説明します。詳細は、これらのパッチのパッチ README の Special Install Instructions セクションをお読みください。

x86: elx または pcelx NIC を備えたシステムでネットワーク構成が失敗する

elx または pcelx ネットワークインタフェースカード (NIC) を備えたシステムでは、インストールが失敗します。NIC の構成中に、次のエラーメッセージが表示されることがあります。


WARNING: elx: transmit or jabber underrun: d0<UNDER, INTR, CPLT>

詳細は、elxl(7D) または pcelx(7D) のマニュアルページを参照してください。

回避方法: elx または pcelx NIC を使用していないシステムにインストールして実行してください。

/var ファイルシステムのデフォルトサイズが不十分な可能性がある

/var ファイルシステムが別のスライスに置かれている場合は、/var ファイルシステムのデフォルトのサイズが不十分なことがあります。

/var ファイルシステムのスライスサイズを手動で大きくする必要があります。


注 –

/var ファイルシステムが別のスライスやパーティションに置かれていない場合、この問題は発生しません。


回避方法: 次のいずれかを選択してください。

x86: BIOS バージョン GG.06.13 の Hewlett-Packard Vectra XU シリーズのシステムをアップグレードできない

Oracle Solaris 10 ソフトウェアには、大きなパーティションをインストールできる機能が含まれています。システム BIOS は Logical Block Addressing (LBA) をサポートしている必要がありますが、BIOS バージョン GG.06.13 は LBA アクセスをサポートしていません。このような衝突を Oracle Solaris ブートプログラムは処理できません。このことはほかの HP Vectra システムにも影響します。

このシステムをアップグレードすると、HP システムはブートしなくなります。暗い画面上に点滅する下線が表示されるだけです。

回避方法: 最新の BIOS バージョン GG.06.13 の HP Vectra XU シリーズシステムを Oracle Solaris リリースにアップグレードしないでください。Solaris 10 リリースでは、これらのシステムはサポートされていません。

ブートフロッピーディスクまたはブート CD を使用すれば、ブートにハードディスクコードを使用しないので、システムをブートすることができます。その後、ブート可能デバイスとして、ネットワークまたは CD-ROM ドライブではなくハードディスクを選択してください。

SPARC: 古いファームウェアでは、ブート用 Flash PROM をアップグレードする必要がある

SPARC ベースのシステムでは、Oracle Solaris 10 OS は 64 ビットモードでのみ動作します。一部の Sun4U システムでは、OS を 64 ビットモードで実行するために、Flash PROM 内の OpenBoot ファームウェアを高いレベルに更新する必要があります。次のシステムでは、Flash PROM の更新が必要となる場合があります。

次の表に、UltraSPARC システムと、64 ビットの Oracle Solaris 10 OS を実行するために必要な最小限のファームウェアバージョンを示します。システムタイプは、uname -i コマンドを実行して確認できます。実行中のファームウェアバージョンは、prtconf -V コマンドを実行して確認できます。

表 1–2 UltraSPARC システム上で 64 ビット Oracle Solaris ソフトウェアを実行するために必要なファームウェアバージョン

システムタイプ (uname -i で出力される)

必要最小限のファームウェアバージョン (prtconf -V で出力される)

SUNW,Ultra-2 

3.11.2 

SUNW,Ultra-4 

3.7.107 

SUNW,Ultra-Enterprise 

3.2.16 

この表に記載されていないシステムでは、Flash PROM を更新する必要はありません。Flash PROM を更新する方法については、 http://docs.sun.com で『Solaris 8 Sun ハードウェアマニュアル』のいずれかの版を参照してください。


注 –

SPARC システムと x86 システムの両方でファームウェアをアップグレードすると、パフォーマンスが著しく向上する可能性があります。BigAdmin Patching Center (http://www.sun.com/bigadmin/patches/overview.jsp) の Firmware の節を参照してください。また、FAQ (http://www.sun.com/bigadmin/patches/firmware/faq.jsp) も参照してください。


Oracle Solaris 管理コンソール 2.1 ソフトウェアは Oracle Solaris 管理コンソール 1.0、1.0.1、および 1.0.2 ソフトウェアと互換性がない

Oracle Solaris 管理コンソール 2.1 ソフトウェアは、Oracle Solaris 管理コンソール 1.0、1.0.1、および 1.0.2 ソフトウェアと互換性がありません。Oracle Solaris 管理コンソール 1.0、1.0.1、1.0.2 ソフトウェアのいずれかのソフトウェアがインストールされた状態で Oracle Solaris 10 リリースにアップグレードする場合は、最初に Oracle Solaris 管理コンソールソフトウェアをアンインストールしてからアップグレードを実行する必要があります。システムに SEAS 2.0、SEAS 3.0、Solaris 8 Admin Pack のいずれかがインストールされていると、Oracle Solaris 管理コンソールソフトウェアが存在している可能性があります。

回避方法: 次のいずれかを選択してください。

x86: BIOS デバイスのユーティリティーに障害が発生すると、インストールまたはアップグレードが成功しない (6362108)

特定の状況において、BIOS デバイスのユーティリティー (/sbin/biosdev) に障害が発生し、インストールまたはアップグレードが正常に行われないことがあります。このエラーは、次のいずれかの状況で発生する可能性があります。

次のエラーメッセージが表示されます。


biosdev: Could not match any!!

回避方法: パッチ ID 117435-02 を適用したあとは、必ずシステムをリブートしてください。インストールまたはアップグレードに使用される同一のディスクが、異なる fdisk パーティションレイアウトで構成されていることを確認してください。

次の例で使用するシステムには、同じ fdisk パーティションレイアウトで構成される 2 つのディスクが含まれています。これらのレイアウトを変更するには、次の手順を実行します。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. ディスク管理ユーティリティーを起動します。


    # format
    

    システム上で使用できるディスクのリストが表示されます。

  3. fdisk パーティションを変更するディスクを選択するために、ディスクの番号を入力します。

  4. 「Format」オプションのリストから、「fdisk」を選択します。

    ディスクのパーティション情報と fdisk オプションのリストが表示されます。

  5. ディスクのレイアウトを変更するために、次のいずれかの方法を選択します。

    • 別のアクティブパーティションを指定する場合は、2 を押します。

    • 別のディスクパーティションを追加する場合は、1 を押します。

    • 未使用のパーティションを削除する場合は、3 を押します。

  6. 変更を保存して fdisk メニューを終了するには、5 を押します。

  7. ディスク管理ユーティリティーを終了するには、「Format」オプションから「Quit」を選択します。

  8. システムを再起動します。

  9. システムをリブートしたあとに、エラーメッセージが表示されなくなったことを確認します。スーパーユーザーとして、次のコマンドを入力します。


    # /sbin/biosdev
    

    それでもエラーメッセージが生成される場合は、前記の手順を繰り返します。ただし、手順 5 では別のオプションを選択してください。

  10. 同一の fdisk パーティションレイアウトを持つ同一のディスクがほかにもシステムに含まれている場合は、それらのディスクに対して手順 1 - 9 を繰り返します。そのようなディスクがない場合は、Oracle Solaris のインストールまたはアップグレードを続行します。

非帯域ゾーンがインストールされている場合に、Oracle Solaris フラッシュアーカイブを作成できない (6246943)

現在の Oracle Solaris リリースからは、非大域ゾーンがすでにインストールされていると、Oracle Solaris フラッシュアーカイブをシステムに適切に作成できません。Oracle Solaris Flash 機能は、現在のところ、Oracle Solaris ゾーン (Oracle Solaris コンテナとも呼ばれる) との互換性がありません。

flar create コマンドを使用して、次の環境に Oracle Solaris フラッシュアーカイブを作成しないでください。

いずれかの環境に Oracle Solaris フラッシュアーカイブを作成すると、配置したアーカイブが適切にインストールされないことがあります。

回避方法: インストールされているゾーンがすべて停止している場合は、それらのゾーンを含むシステムの Oracle Solaris フラッシュアーカイブを作成できる可能性があります。詳細は、http://opensolaris.org/os/community/zones/faq/flar_zones/ を参照してください。

x86: Sun Java Workstation 2100Z では、Oracle Solaris 10 DVD からのブート時にパニックが発生することがある (6214356)

Sun Java Workstation 2100Z の DVD コンボドライブのファームウェアが原因で、システムパニックが発生することがあります。このパニックは、ワークステーションを Oracle Solaris 10 Operating System DVD からブートするときに発生します。カーネル起動画面が表示されたあと、次のメッセージがごく短時間に表示されます。


panic[cpu0]/thread=fec1be20: mod_hold_stub: 
Couldn't load stub module sched/TS_DTBL
fec25cb0 genunix:mod_hold_stub+139 (fec04088, 63, fea11)
fec25cc4 unix:stubs_common_code+9 (1, 8, fec026e4)
fec25ce4 unix:disp_add+3d (fec026dc)
fec25d00 genunix:mod_installsched+a4 (fef01530, fef01518)
fec25d20 genunix:mod_install+2f (fef01518, fec25d3c,)
fec25d2c TS:_init+d (0, d6d89c88, fec25d)
fec25d3c genunix:modinstall+d9 (d6d89c88)
fec25d50 genunix:mod_hold_installed_mod+2e (d6d77640, 1, fec25d)
fec25d7c genunix:modload+ac (fec026c4, fec26c4)
fec25d98 genunix:scheduler_load+3d (fec026c4, fec026dc)
fec25db4 genunix:getcid+50 (fec026c4, fec28514)
fec25dcc unix:dispinit+df (fec25ddc, fe814ba9)
fec25dd4 unix:startup_modules+d5 (fec25dec, fe8cac37)
fec25ddc unix:startup+19 (fe800000, 166130, 7)
fec25dec genunix:main+16 ()

その後、システムが自動的にリセットされます。

回避方法: 次のいずれかを選択してください。

回避方法 1: BIOS の構成設定の一部を変更します。この一時的な回避方法によって、Oracle Solaris 10 のインストールを完了できます。ただし、この回避方法では、DVD の読み取りパフォーマンスが低下することがあります。次の手順を実行します。

  1. システムのブート中に、プロンプトで F2 キーを押してセットアップモードに入ります。

    画面には、次のような接続タイプのオプションが表示されます。


    Primary Master [ ]
    Primary Slave [ ]
    Secondary Master [CD-ROM]
    Secondary Slave [ ]
  2. DVD ドライブの接続タイプを選択するために、CD-ROM の接続タイプを選択します。


    注 –

    システムに光学式ドライブが複数ある場合など、画面に複数の接続タイプが表示されることがあります。そのような場合は、システムのケースを開き、DVD ドライブの接続点を調べる必要があります。必ず DVD ドライブに適した接続タイプを選択してください。


  3. 適切な CD-ROM 接続タイプを選択したら、Enter キーを押します。

    次に表示される画面では、Type:[Auto] が自動的に選択されています。

  4. スペースバーを 2 回押して選択を Type:[CD-ROM] に変更します。

  5. 矢印キーを使用して「Transfer Mode」を選択します。

  6. Enter キーを押して、「Transfer Mode」のほかのオプションを一覧表示します。

  7. 矢印キーを使用して「Standard」を選択し、Enter キーを押して確定します。

  8. F10 キーを押して、構成の変更を保存し、BIOS セットアップを終了します。

    システムが再起動します。

回避方法 2: DVD コンボドライブのファームウェアをバージョン R1.12 に更新します。この回避方法を実行するには、Microsoft Windows が稼働しているシステムに DVD コンボドライブを接続する必要があります。次の手順を実行します。

  1. DVD コンボドライブを Sun Java Workstation 2100Z から取り外します。

    ドライブを正しく取り外す手順については、ワークステーションのユーザーガイドを参照してください。

  2. Microsoft Windows の稼働するシステムにドライブを接続し、必要に応じてドライブのマスターとスレーブのジャンパ設定を変更します。

  3. AOpen のダウンロードセンター (http://download.aopen.com.tw/default.aspx) を参照します。

  4. 次の情報を使用して、使用している DVD ドライブのファームウェアを検索します。

    • Product: Combo drives

    • Model: COM5232/AAH

    • Categories: Firmware

  5. ファームウェアバージョン R1.12 をダウンロードし、インストールします。

  6. ドライブをワークステーションに再び取り付けます。必要に応じて、マスターおよびスレーブのジャンパ設定を元に戻します。


注 –

Aopen のダウンロードサイトには、これよりも新しいバージョンのファームウェアが用意されている可能性もあります。テストでは、パニックの問題はバージョン R1.12 で解決されることが確認されています。R1.12 より新しいファームウェアリビジョンでもこの問題が解決されるかどうかは確認できていません。


x86: 一部の Oracle の Sun Fire システムで、シリアルコンソールが動作しない (6208412)

次に示す Oracle の Sun Fire システムは、デフォルトではシリアルコンソール (ttya) が動作しません。

シリアルコンソールを使用するには、システムの BIOS を手動で設定する必要があります。

回避方法: この回避方法を実行するには、システムに Sun キーボードとディスプレイモニターが必要です。次の手順を実行します。

  1. システムをブートします。

  2. システムのブート中に、プロンプトで F2 キーを押して Phoenix BIOS にアクセスします。

  3. 「Peripherals」で、通信ポートを「disabled」から「enabled」に変更します。

  4. 設定を保存し、システムをブートします。

  5. eeprom コマンドを使用して、入力デバイスと出力デバイスを ttya に変更します。


注 –

これらのシステムでは、システムのブート中に Stop キーと N キーを同時に押しても、低レベルのファームウェアをデフォルトの設定にリセットすることはできません。


x86: x86 fdisk ブートパーティションがすでに存在しているシステムでは、Oracle Solaris GUI インストールが失敗する場合がある (6186606)

x86 fdisk ブートパーティションがすでに存在しているシステムでは、Oracle Solaris GUI インストールが失敗する場合があります。既存の x86 ブートパーティションが Oracle Solaris テキストインストーラで作成された場合に、この失敗が発生します。次のエラーメッセージが表示されます。


Default layout will not work on this system.
Error:
Error: ERROR: Could not create explicit fdisk partition on c0t0d0,
requested cylinders 14581 - 14597 in use by fdisk partition 1
Error:
Error: ERROR: System installation failed
Pfinstall failed. Exit stat= java.lang.UNIXProcess@a89ce3 2 
artition on c0t0d0, requested cylinders 14581 - 14597 in use by fdisk
partition 1  ERROR: System installation failed

回避方法: 次のいずれかを選択してください。

回避方法 1: インストールプログラムで、インストールの種類を選択するよう求めるプロンプトが表示されたら、「3 Solaris Interactive Text (Desktop Session)」を選択します。

回避方法 2: Oracle Solaris GUI インストールを使用している場合は、次の手順を実行します。

  1. インストールを開始します。

    インストールの種類を選択するよう求めるプロンプトが表示されます。

  2. 「カスタムインストール」を選択します。

    カスタムインストールのパネルでは、インストールするロケール、ソフトウェア、およびディスクに関する情報を入力するよう求められます。

  3. 画面に表示されるプロンプトに、システムに応じて適切に回答します。

  4. Fdisk の選択画面で、x86boot パーティションが含まれているディスクにチェックマークを付けます。

  5. プルダウンメニューで x86boot パーティションを「UNUSED」に変更して、このパーティションを削除します。

  6. x86boot パーティションを「UNUSED」から元の「x86boot」に変更して、このパーティションを追加します。

  7. インストールを続行します。