このドキュメントはプレリリース状態のものであり、デモおよび暫定使用のみを目的としたものです。このドキュメントは、当ソフトウェアを使用するハードウェアに限定するものではありません。オラクル社はプレリリースのドキュメントに対して、いかなる目的や方法においても保証しません。またこのドキュメントを使用したことによって損失、費用および損害が発生した場合も一切責任を負いかねますのでご了承ください。
本書では、Oracle Solaris 10 9/10 オペレーティングシステム (OS) について説明します。Solaris 10 3/05、Solaris 10 3/05 HW1、Solaris 10 3/05 HW2、Solaris 10 1/06、Solaris 10 6/06、Solaris 10 11/06、Solaris 10 8/07、Solaris 10 5/08、Solaris 10 10/08、および Solaris 10 5/09 の各リリースの詳細については、『Solaris 10 5/09 ご使用にあたって』 (Sun Part No. 820-6035) を参照してください。
本書『Oracle Solaris 10 9/10 ご使用にあたって』では、インストール時および実行時の問題点について詳細を説明します。また、Oracle Solaris 10 OS でのソフトウェアのサポート中止に関する情報も含まれています。
本書の最新版については、http://docs.sun.com で『Oracle Solaris 10 9/10 ご使用にあたって』を検索してください。
このリリースでは、SPARC および x86 系列のプロセッサアーキテクチャー (UltraSPARC、SPARC64、AMD64、Pentium、Xeon EM64T) を使用するシステムをサポートします。サポートされるシステムについては、Solaris 10 Hardware Compatibility List (http://www.sun.com/bigadmin/hcl) を参照してください。本書では、プラットフォームにより実装が異なる場合は、それを特記します。
本書では、「x86」という用語は AMD64 あるいは Intel Xeon/Pentium 製品系列と互換性のあるプロセッサを使用して製造された 32 ビットおよび 64 ビットシステムを意味します。サポートされるシステムについては、Solaris 10 Hardware Compatibility List を参照してください。
本書は、Solaris に関する知識を持つ方、現在習得中の方を対象に、Oracle Solaris 10 OS をインストールして使用するために必要な情報を提供します。
Oracle Solaris 10 OS をインストールする際は、本書の内容を理解した上で、次のドキュメントをご利用ください。
Java Desktop System Release 3 Solaris 10 Collection - Japanese
『Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)』
Oracle Solaris 10 System Administrator Collection - Japanese
最新の CERT 勧告については、CERT の公式 Web サイト http://www.cert.org を参照してください。
ハードウェア構成によっては、Oracle Solaris ソフトウェアのインストール時に別途作業が必要になることがあります。ある時点でシステムにハードウェア固有の操作が必要になる場合は、ハードウェアの製造元から追加の Oracle Solaris インストールドキュメントが提供されています。
このドキュメントでは、Sun 以外の URL を挙げ、関連する補足情報を示す場合があります。
このドキュメントで説明する 以外の Web サイトの利用については、Oracle は責任を負いません。こうしたサイトや資源上またはこれらを通じて利用できるコンテンツ、広告、製品、その他の素材について Oracle は推奨しているわけではなく、Oracle はいかなる責任も負いません。こうしたサイトや資源上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Oracle は一切の責任を負いません。
追加リソースについては、次の Web サイトを参照してください。
Oracle はドキュメントの品質向上のために、お客様のご意見やご提案をお待ちしています。誤りを見つけたり、改善に向けた提案などがある場合は、http://docs.sun.com で「Feedback」をクリックしてください。可能な場合には、ドキュメントのタイトルやパート番号に加えて、章、節、およびページ番号を含めてください。返信を希望するかどうかもお知らせください。
Oracle Technology Network では、Oracle ソフトウェアに関する広範なリソースが提供されています。
ディスカッションフォーラム では、技術的な問題や解決策を話し合う。
Oracle By Example のチュートリアルで、手順に従って操作を体験する。
サンプルコード をダウンロードする。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
|
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
Oracle Solaris OS に含まれるシェルで使用する、UNIX のデフォルトのシステムプロンプトとスーパーユーザープロンプトを次に示します。コマンド例に示されるデフォルトのシステムプロンプトは、Oracle Solaris のリリースによって異なります。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bash シェル、Korn シェル、および Bourne シェル
$ command y|n [filename] |
Bash シェル、Korn シェル、および Bourne シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。